池上彰さんと学ぶ12歳からの政治 いちばん身近な選挙の話 (2)

  • 学研 (2017年2月14日発売)
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本 ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784055012300

作品紹介・あらすじ

生徒会長、どうやって決める? クラスの出し物の投票で、棄権のリスクがわかる? 小中学生の身に起こりうるテーマ・事例を取り上げ、池上彰が解説。子どもたちが政治に興味を抱く“きっかけ”を提供する、「いちばん身近な政治の本」です。

感想・レビュー・書評

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  • バイデン氏とトランプ氏が争ったアメリカ大統領選挙。衆院議員の河井克行氏と参院議員の河合案里氏の公職選挙法違反事件。
    2020年11月のニュース番組では、この2つについて繰り返し報道されている。どちらも選挙に関する話題だが、そもそも選挙をしっかりと理解しているかというと、自分にはまったく自身がない。こういうときはやっぱり池上さんの解説を読むに限る。

    「選挙で投票しないと、自分の意見は決して反映されません」と池上さんは言う。
    また、「高知県の未来を考えたら、子どもたちのためにサッカー場が必要だ。しかし、次の選挙のことを考えたら(高齢者に喜ばれる)ゲートボール場をつくることになる」という元・高知県知事の橋本大二郎さんのたとえ話も紹介されていて印象深かった。

    つい先日まで行われていたアメリカ大統領選挙では、「VOTE(投票)」というメッセージを様々な場面で見かけた。投票に行こう、ということだ。

    本のなかでメディアリテラシーについても解説されていたが、フェイクニュースや陰謀論などが真実のように書き連ねられた情報たちから正誤の判断をするのは非常に困難な時代になっていると、個人的には感じている。
    「Qアノン」の唱える陰謀論は、世界各地に信者を増やしていて、逮捕者も出ている。自分の近くにも「Qアノン」狂信者がいる。言動がおかしくて不安になる。
    デタラメや過剰な表現ばかりが目を引く報道自体にも問題があるように思うが、どうなんだろう。法規制したほうがいいようにも思うけど、言論の自由も守られなければいけない。なかなか難しい。

  • 学校生活を政治とつなげて解説してくれている。みんな一度は疑問に思ったことがあるテーマばかりだと思うので、身近なことに感じられ、理解が深まる。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京科学大学特命教授を務め、現在5つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『お金で世界が見えてくる』、『日本の大課題 子どもの貧困』編者、『世界を動かした名演説』パトリック・ハーラン氏との共著(以上ちくま新書)、『なぜ僕らは働くのか――君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(監修、学研プラス)、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』(ダイヤモンド社)、『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(共著、SB新書)ほか、多数。

「2025年 『池上彰の経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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