- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784055012935
作品紹介・あらすじ
車椅子利用者の目の前にある段差。このとき「障害」となっているのはなんだろう?この本を読めば、障害について正しく学べ、お互いの理解を深められる。日常での事例や声かけ時のマナーなどを,マンガと図解で小中学生に読みやすく解説。
感想・レビュー・書評
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『感想』
〇他人の気持ちを自分が全てわからないのと同様、障がい者の気持ちは、同じ障がいを持っていない人にはすべてをわかることはできない。でもわかるように努力することは大事。
〇健常者と障がい者の線引きがあいまいなのはよくわかる。それを個性として強みに変えることもできるからだ。逆にその個性を弱みと思っている人がいるなら、周りが助けてあげよう。
〇障がい者と言われる人が、自分のことをはっきりと読者に伝えてくれるから、少しでも障がいを理解することに役立った。こうやって声を上げられる人はいいけれど、助けを求められず苦しんでいる人もたくさんいるのだろうな。
『フレーズ』
・一口に「障害者」と言っても、時代と共に定義は変わるし、個人差も大きいもの。また病気やケガは、誰にでも起こりうることです。だから健常者と障害者の線引きは、実はあいまいです。(p.41)
・精神障害がある人は、見た目ではわかりにくいため、偏見や無理解に苦しむことがあります。(略)「人とちがうところがあってもいい」という気持ちの人が世の中に増えることは、とっても大事なんです。「ありのままを認めてくれる人」の存在は、心強くてうれしいものです。(p.63)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
各章の導入が学生が主役のマンガ、イラスト多めで10代前半からおすすめできる
事故による障害、学習障害、ヘルプマークの解説が載っているのが良い -
表紙に騙されて、なんかアニメっぽいノリか?と危惧していたけど、思いがけず素直で良い内容だった。