僕らは戦争を知らない 世界中の不条理をなくすためにキミができること

  • Gakken (2024年2月1日発売)
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  • 本 ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784055014151

作品紹介・あらすじ

■戦争が身近になった今、すべての人に読んでほしい一冊

ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの戦闘、北朝鮮の核・ミサイル開発――日本に住む子どもたちにとっても、戦争は当事者として直接的・間接的に直面する課題にほかなりません。そこで本書では、ウクライナ戦争を例にとり、なぜ戦争が起こるのか、戦争を起こした国は憎まれ続けるべきかなどのテーマを、やさしい言葉と図解を用いて解説します。

■本書の3大特色

・ウクライナ避難民への取材をもとにした漫画
各章の冒頭と巻末に、計40ページの漫画が入っています。ウクライナ避難民の女子中学生と、日本の男子中学生の交流を描いた物語です。主人公の悩みや葛藤に共感し、戦争を自分ごととして考えるきっかけになります。

・なぜロシアはウクライナに攻め込んだのか? わかりやすく解説
ロシアの軍事研究を専門とする小泉悠さんを監修に迎え、ロシアがウクライナに侵攻した理由、ロシアとアメリカの関係、ロシア・ウクライナ両国民の声、長引く戦争の行方などをわかりやすく説明しています。

・豊富な図解とイラストで世界の戦争がわかる
「なぜ戦争は起こるの?」「話し合いで解決できないの?」など、戦争にまつわるギモンを豊富な図解とイラストを使って解説しています。ウクライナ戦争に加え、パレスチナ紛争や北朝鮮の核・ミサイル問題も取り上げています。

■監修者・小泉悠さんの言葉

爆弾が降ってきたり、たくさんの人が傷つき死んでいく様子を、毎日のように目にするようになりました。目を背けたくなるような現実にどんな視線を向けたらよいのか。そして、そんな現実をどう変えていくのか。この一冊が考えるきっかけになると思います。

■各章概要

・第1章 なぜ戦争は起こるの?~ロシアとウクライナを例に考える~
2022年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始しました。なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか。両国の歴史をさかのぼって説明します。

・第2章 戦争は遠い国の話じゃない
戦争は遠い国の出来事ではありません。日本も約80年前まで、たびたび戦争をしていました。太平洋戦争が起こった理由や、今も続く基地問題・領土問題を解説します。

・第3章 争いのない世界のために
日本に生きる私たちは、世界の戦争と決して無関係ではありません。世界平和のための政府・企業の取り組みや、私たち一人ひとりにできることを紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 将来買って手元に持っておきたい本
    ウクライナのことや、日本の平和への取り組みなどを知れた
    けど、この本一冊読んだからって、全てを知った気にならず、新しい情報を求めてもっと本を読んだり、今の情報などを集めたりして関心を継続させていくことが何よりも大切だと思うので、この本を読み終わった!で終わらないようにしたい
    もっともっと学びたい、勉強がんばろって思えた!!

  • ウクライナ避難民のクラスメイトとの出会いを通じて戦争に興味をもつ中学生。マンガで大まかなストーリーを追って、細かな情報が間に入る。巻末にはおすすめ本情報も。

  • 今の子たちに身近であるだろう戦争は多分、ロシアとウクライナの戦争、イスラエルとパレスチナの戦争、そして過去の日本の戦争だろう。
    この本ではその中でもロシアとウクライナ、そして日本の戦争に絞って詳しくまとめられてる。
    全ページフルカラーでこの厚さ、なかなかのボリューム、それに見合った詳細さ。あの小泉さん監修だから。
    巻末おすすめの本のラインナップもしっかりしてる、だけど、『戦艦武蔵のさいご』だけは手に入れるの大変じゃないかな…。
    今も積み重なる悲劇、それは決して小さいものではないと思うよ。

  • ちょっと小学生には難しいかもしれないけど、
    平和学習にとても役立ちそうな本。
    世界の紛争の詳細、日本を取り巻く現状などわかりやすい。北朝鮮がミサイルを打つ理由や、防衛費が過去最大など、勉強になる。

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著者プロフィール

小泉 悠(こいずみ・ゆう):1982年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部、同大学院政治学研究科修了。政治学修士。民間企業勤務、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMO RAN)客員研究員、公益財団法人未来工学研究所客員研究員を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野)専任講師。専門はロシアの軍事・安全保障。著書に『「帝国」ロシアの地政学──「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版、2019年、サントリー学芸賞受賞)、『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書、2021年)、『ロシア点描』(PHP研究所、2022年)、『ウクライナ戦争の200日』(文春新書、2022年)等。

「2022年 『ウクライナ戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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