戦略戦術兵器事典 日本戦国編 (2) (歴史群像グラフィック戦史シリーズ)
- 学研プラス (1994年3月31日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・雑誌 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784056004823
作品紹介・あらすじ
通史としての戦国ではなく、合戦のみにスポットをあててひも解く、戦国合戦のすべて!兵士の実像、出陣の儀式、集合形態、軍事編成と動員兵力、戦陣における職制と役割、戦争の後始末など、戦略・戦術はもとより合戦のうら側がすべてわかる!
感想・レビュー・書評
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戦国大名の兵士動員力などは非常に面白かった。だが、結局ヨーロッパのような三兵(騎兵歩兵砲兵)の分割利用が東洋、特に日本ではできないままに終わった(騎兵創設の苦労は司馬遼太郎の坂の上の雲に譲る)。したがって、戦術といってもイマイチダイナミックさに欠け、戦国武将個人の才覚や兵士の精強さに話が移ってしまう。なんせ関ヶ原をはじめ、日本の「戦争」って大半は戦術の問題ではなく謀略だからねえ・・。
戦国時代とそれ以前の違いがもう少し分かれば面白かったかも。評価は置いておくとして、10数万の大軍を海を越えて動員し派兵できた16世紀日本国はもう少し分析されていいように思う。東洋史的に見ても、日本が中華冊封体制に挑戦したのは、これが初めてだ。北方の遼・金・モンゴルがあるからまあそんなに大事件じゃないか?征明戦争についてはもう少し丁寧な評価が欲しかったところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
兵器よりは戦略とか戦術に重きを置いている感じです。戦場の行商人とか徴兵方法とか色々面白いです。
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