- Amazon.co.jp ・雑誌 (104ページ)
- / ISBN・EAN: 9784056050172
作品紹介・あらすじ
19号の付録はガリレオの望遠鏡のレプリカ。ガリレオは自作の望遠鏡で人類初の宇宙観測を行い、つぎつぎに宇宙の新しい姿を解明した。付録は土星の輪も見られる本格派の望遠鏡なので、17世紀ガリレオが見た宇宙を体験できる。
感想・レビュー・書評
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付録はガリレオが作った世界初の天体望遠鏡のレプリカ。レプリカといってもレンズ倍率はガリレオのと同じなので同じように見えるはず。あ、”はず”じゃなくて実際ちゃんと見えました。月のクレーターばっちり。木星はオレンジ色の丸い形が見えてちょっと感動。説明では木星の衛星イオとかエウロパとかが見えるとあったんですが、残念ながら見えませんでした。周りがちょっと明るいからかなぁ。それから土星の輪も何とか見えるらしいですが、やはり見えなかったです。つーか、土星だったのかどうかも怪しいんだけど。。。
月観測で実感したのは、前にVol.11で作ったニュートン式よりも倍率は高いこと。クレーターがより鮮明にはっきりと見えて感動しました。それから付属の接眼レンズを付け替えることでケプラー式にも変えることができ、ニュートン式は成立像で視野が狭く、ケプラー式は倒立像で視野が広い、という特徴が目で見て実感できます。ニュートン式と合わせて望遠鏡の仕組みを理解するいい教材です。ただレンズだけでなく、レンズ周りのパーツも一式余分につけてくれると切り替えが楽だと思った。
作り方はニュートン式の時よりは簡単だったかな。まぁ、構造自体が簡単だからね。鏡筒は例によって厚紙を丸めるんだけど、これを最後にのりで貼り付けるのがやや難しい。ここも両面テープの方がキレイにできたんじゃないかなぁ。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天文学の扉を大きく開いたガリレオの望遠鏡。天文書には必ず紹介されていますが、現在の屈折望遠鏡はケプラー式が主流となっているため、ガリレオ式を覗く機会はなかなかありません。
この付録は、組み立てキットでガリレオの望遠鏡を再現する好企画。完成した望遠鏡を空に向けると、月のクレーターや木星の衛星は見えますが、あまりに狭い視界に愕然。ケプラー式の接眼レンズも付いていて、二度楽しめます。
望遠鏡のレンズはプラスチック、鏡筒は厚手の紙を丸めて作るもので、工作は大人向け。鏡筒に大きな力をかけると簡単に曲がってしまうので、完成後の取り扱いも要注意です。
実際の天体観測に使うには向いていませんが、ガリレオの驚きを追体験する目的は十分果たしてくれます。
サイエンスの作品





