一目でポイントがわかる!科学で見る!世界史: オ-ルカラ-ビジュアル版 (Gakken Mook)

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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784056050769

感想・レビュー・書評

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  • 最近この手の本を数冊読んでるんだけど、みんな良くできているなあ。編集者がえらい。
    この内容でこの値段は、かなりお値打ちものだと思う。

  • 学研だけあって、歴史の授業に使われる「図説」みたいな本である。しかし、凡百の図説とは比べ物にならない面白さを備えている点も確かである。従来の歴史の講義において重要視されるのは一にも二にも「人の行為」であり、ペストやその他の伝染病などは不可避の不運でもあるかのような語られ方をしているように思う。しかし、ことはそう単純ではなく、野生動物の家畜化が伝染病の進化を招いたという側面もある。また、それ以上に重要なのは技術の伝播が歴史を動かすという事実である。本書を読むにつけ、歴史学習における水平思考を人や物の流れに限定するだけではなく、技術や病原菌、思想にまで拡張することの重要性を痛感した。もし私が高校生の頃にこんな図説があったら、きっと歴史嫌いにはならなかったろうなぁと思います。ところで、評価が☆4なのは、あまりに図説的過ぎるから。やはり、しっかり書かれた本に比べると、読書の楽しさは少し劣ります。まあ、これは完全な私見ですけれど。

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著者プロフィール

篠田謙一

1955年生まれ.京都大学理学部卒業.博士(医学).佐賀医科大学助教授を経て,現在,国立科学博物館館長.専門は分子人類学.
著書に『DNAで語る日本人起源論』『江戸の骨は語る――甦った宣教師シドッチのDNA』(岩波書店),『新版 日本人になった祖先たち――DNAから解明するその多元的構造』(NHK出版),編著に『化石とゲノムで探る人類の起源と拡散』(日経サイエンス)などがある.

「2022年 『人類の起源』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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