科学で見る世界史

  • 学習研究社 (2008年4月22日発売)
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Amazon.co.jp ・雑誌 (140ページ) / ISBN・EAN: 9784056050769

作品紹介・あらすじ

DNA、発明発見、病原菌、環境変化など、科学の視点から世界史の動きを眺めると、思わぬ因果関係が見えてくる。時に人間の意志の及ばないところで決定される歴史の原因と結果を、カラービジュアルを駆使して描きだす。理系の視点で提案する新しい歴史観。

感想・レビュー・書評

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  • 一目でポイントがわかる!科学で見る!世界史 
    生命大躍進の講師の本

  • 最近この手の本を数冊読んでるんだけど、みんな良くできているなあ。編集者がえらい。
    この内容でこの値段は、かなりお値打ちものだと思う。

  • 学研だけあって、歴史の授業に使われる「図説」みたいな本である。しかし、凡百の図説とは比べ物にならない面白さを備えている点も確かである。従来の歴史の講義において重要視されるのは一にも二にも「人の行為」であり、ペストやその他の伝染病などは不可避の不運でもあるかのような語られ方をしているように思う。しかし、ことはそう単純ではなく、野生動物の家畜化が伝染病の進化を招いたという側面もある。また、それ以上に重要なのは技術の伝播が歴史を動かすという事実である。本書を読むにつけ、歴史学習における水平思考を人や物の流れに限定するだけではなく、技術や病原菌、思想にまで拡張することの重要性を痛感した。もし私が高校生の頃にこんな図説があったら、きっと歴史嫌いにはならなかったろうなぁと思います。ところで、評価が☆4なのは、あまりに図説的過ぎるから。やはり、しっかり書かれた本に比べると、読書の楽しさは少し劣ります。まあ、これは完全な私見ですけれど。

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