- Amazon.co.jp ・雑誌 (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784056064148
作品紹介・あらすじ
歴史群像シリーズのドイツ戦車関連本から記事を厳選、わかりやすく再構成した完全保存版! 第一次大戦末期に登場したA7VからティーガーⅡまで、ドイツ戦車の発達、種類、メカニズム、製造方法までを徹底詳解! ファンだけでなく入門者にも最適の決定版。
感想・レビュー・書評
-
戦車が好きです。戦争はよくないけれど戦車は好きなのです。
現用車両はほぼ無視し、大戦時のメカニックに絞っています。エンジン、砲塔、サスと転輪、装甲などの解説から、メンテナンスの仕方まで。戦場の写真や編成の資料などはなく、塗装資料的なものもありません。プラモデルづくりの参考にはあまりならないかな。
メインはティーガーIとパンターですが、もう少しⅣ号も取り上げてもらいたかったなあ、というのが個人的な感想です。でも、ティーガーⅠのレストア作業の写真集はいいですね。砲身単体からトランスミッション、ピストン、シリンダーなどまで見られます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一言で評するなら、痒いところに手が届かない本…歴史群像シリーズのドイツ戦車関連本から記事を厳選し、わかりやすく再構成した完全保存版という触れ込みなんですが、記述項目(内容が、ではなく)が中途半端。体系的な戦車開発史になっていない。細部にわたる項目も端折り過ぎ。着眼点はよかったんですから、情報量を増やしてそれを的確に整理してほしかった。興味深く読める内容ではあるけど、個人的には密度と構成に大いに不満がありました。本当に、内容的には光るものを感じるんですから、よけい惜しいなぁと思いましたよ。