世紀末倫敦ミステリー事件簿 背徳の学び舎 (ノーラコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784056071337

作品紹介・あらすじ

19世紀末。父に英国留学へと放り出された山田一郎。下宿先はモートン伯爵家だが、一郎を迎えに来たのは美貌の青年アルバート・タートリー。そして連れていかれた先は……! ロンドンを舞台に描く、一郎とアルが巻き込まれるミステリアスな事件の数々!!

感想・レビュー・書評

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  • 勘当しないかわりに、と親に放り込まれたのは
    ロンドンの伯爵家に行かされる。

    豪勢に暮らせる、と思っていたら…の
    落ち漫画から始まり、小説の事件。
    そこからまた漫画…という、読みやすい構成でした。

    完全なる、動と静な、留学生と伯爵。
    そのせいなのか、ものすごくいいコンビでした。

  • 2018-1-12

  • 主人公の一人であるアルがとても魅力的。まだ二十歳そこそこといった若年齢に関わらず、受け入れた下宿生(主に一郎だが)の面倒を責任持って見、トラブルに巻き込まれれば庇ったり必死になったり…亡き父の意思をしっかり受け継いで行動するアルは実に素敵な紳士でした。
    そんなアルと比較して一郎は軽率な行動が多く、推理にもそんなに力を貸したわけでもなく…。そういうちぐはぐコンビとして描かれた作品であるのは承知の上で、一郎の魅力がアルに伝わるシーンがもっと書かれて欲しかったです。それがあれば一郎釈放の為にアルが犠牲や危険を払ったシーンも、こんな奴の尻拭いさせられるなんて可哀想などと思うことがなかったかもしれません(笑

    非BLと知っていながらも四谷先生原作ですしタイトルから耽美的な内容を期待していたのですが、主人公たちが背徳的なことに巻き込まれることもなければ事件も学び舎で起こることもなく…タイトルに惹かれて手に取った方は少々残念な思いをされるかもしれません。
    ですがそれを差し引いてもアルが魅力的な紳士であり、本格的に謎解きしていてミステリーとしても十分に楽しめる作品でした。

  • 今 市子(漫画2編)+四谷シモーヌ(小説1編)
    十九世紀末、遊び惚けて東京帝大の入試に落ちた山田一郎は
    東京国際銀行のお偉いさんの一人息子『ロンドン大学でなんでもいいから学位を取れ!!』と言う父の言葉に
    タートリー伯爵家に下宿することになるが…
    一郎がきっかけでタートリー伯爵ことアルと一郎が事件に巻き込まれていく 

    (ω-;)ウーンこんなもんかな?
    サラっと読めるミステリー。
    外国人の立場のシビアさが描かれていて
    私にはミステリーより当時の英国の差別が印象に残った。
    それと『背徳の学び舎』ってタイトル負け(笑)

  • まあ今市子だから買ったんだけど、
    今市子はストーリーがうまい人だから、他の人の原作をあまり活かせてない感じ。
    表紙はきれいだし、表紙買いしちゃいましたが、
    中は小説部分が多く、四谷さんのファンならいいかな?
    ピンナップもすごく綺麗。
    でもまあこれで1000円かあ
    高い買い物かなって思っちゃったかな。

    でも今市子ファンはコレクターしたい人多そうだし、
    これでもいいのかも。
    絵は本当にきれい。
    むしろ自分の作品より丁寧に描いてますね。

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