ティラノサウルス1/35骨格模型キット&本物の大きさ特大ポスター (科学と学習PRESENTS)

小林快次

• 学研プラス (2021年4月30日発売)

作品紹介・あらすじ

３５分の１スケールのティラノサウルス全身骨格模型。リアルな骨格パーツをプラモデルのように組み立てると、全長約４０ｃｍの大迫力フィギュアができあがる。付属のガイドブックではティラノサウルスのひみつも紹介。自由研究にも役立つ。

感想・レビュー・書評

[sylphidさんの感想 · 2021年6月17日]

“ハリ師カズやん”こと荒木一成氏原型制作の骨格模型付きティラノサウルス・ガイドブック。
骨格模型の縮尺は1/35。AFV模型のスタンダード・スケールと共通なのが嬉しい。　
スナップフィット・キットであり、パーツ数も少ないので、あっと言う間に組み上がるが、近い将来紛失しそうな細かいパーツもあるので、要所は瞬間接着剤などで接着したほうが宜しかろう。　また細かいバリが散見されるので、各パーツのパーティング・ラインを、
デザイン・ナイフでひと撫でしてやると良いと思う。　
特筆すべきは左右肋骨の間にある腹肋骨が再現されていることだが、
台座から透明の支柱を介して空中に浮かんでいる状態で表現されているのが残念。　
これでは見栄えが宜しくないので、腹肋骨は、透明な支柱を介して、
背骨から吊り下げられた状態に改造することにした。
具体的には、腹肋骨の表側にある透明の支柱を入れる穴をドリルで貫通させ、支柱を接着。　現物合わせで背骨の内側のしかるべき位置にも穴を彫り、支柱の長さを調整しつつ接着してやった。　表からは腹肋骨の支柱が目だたなくなるので、この改造はお勧め。
それにしても、このクオリティの模型キットがわずか\1980（税込み定価）で入手できたのだから恐れ入る。
あっ！　まだ付録（？）のブックレット、読んでいないぞ！

著者プロフィール

北海道大学総合博物館　教授

「2022年 『トリケラトプス１／３５骨格模型キット＆本物の大きさ特大ポスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」