- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784058001233
作品紹介・あらすじ
何度負けても、心が折れずに立ち上がる!これからの厳しい競争社会で「頑張る子」の育て方を、教育評論家・心理学者の和田秀樹氏が伝授します!勉強も、進学も、友だち関係も、お母さんの適切なサポートさえあれば、子どもは何度でもチャレンジします!
感想・レビュー・書評
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普遍的な意味での「頑張れる子」の育て方なのかと思って読み始めたが、中身は「受験勉強を頑張れる子」の育て方の指南書だった。その観点で読むと、さらっと読み進めて「なるほどな」と思う点が多々あった。
想定読者を「お母さん」ときめつけたり家庭内の父親の役割の記述など昭和的価値観も透けて見えるが、本の内容には大きな影響は及ぼしていないと思われる。(「頑張れる子」イコール受験に自動的に結び付けているのもその一環とも言えるが)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テクニックの本ではなく親の心構えの本で内容が良かった。
ポイント以下の通り。
楽な道を選んでいては頑張れない。
自己肯定感か大切。
惜しみなく愛情をそそぐ無償の愛が必要。
小さくても良いから成功体験を積み重ねさせる。
揺るがない「わが家の価値観」。
最初から理想的な子はいない。
逆境の中、チャンスと考えて親子で立ち向かい「いつかは見返してやる」という強い心を育む。
「つねに考え、成長し続ける姿勢」が大事。
頑張れる子の7つの習慣…競争・目標・失敗を恐れない競争心・周りと違っても自分の意見をハッキリ・アウェーやストレスに負けない強い心・仲間とのコミュニケーション・失敗から勝つ方法を学ぶ(同じ失敗を繰り返さない)
自己肯定感を育むには「勉強」がいちばん!
そろばんや公文式もひとつの方法。
親が作ったオリジナル問題をやらせる。
検定や全国テストを目標に。
中学受験をしなくても受験教材で先取り勉強は有効。
復習は大切。
繰り返し「読み・書き・計算」の問題を。
文章の書き取り、ニュース・新聞に関心を、子どもに合った教材を。
自信を失わせてはいけない。
分からなかった原因を分析してアドバイスする。
「わからない」ところが判明して良かったと考える。
母親が受験で感情的になり過ぎるなら受験を見合わせる方がいい場合もある。
「勉強できる人はかっこいい!」というイメージをもたせる。
「勉強しなさい」とガミガミ言うのは、子どもが愛されていると思えるなら良い。
素質がないから、と思わせてはいけない。素質ではなく正しいやり方が学力をつける。
子どもとの約束は親も守る。
子どもを信じる気持ちが実を結ぶ。親は諦めない。「この子は絶対できるはず!」
習い事で自信を育てる。
父親は社会を見せる。世の中のことを伝える。
子どもの勉強中、テレビは見ない。親も学ぶ雰囲気を。
だらしない・大ざっぱ・やりっぱなし、には厳しく躾けを。
小学生頃には1人で勉強させず親が付き添う。
何とか頑張れるように仕向け、意欲を引き出す。
そして最後に、何か違和感を感じたら学習障害かも知れず診断を受け、この子に合ったサポートをすべし。←この箇所は今まで読んできた育児書には書いていなかった。親は事実を受け止める勇気が必要だと感じた。 -
とても参考になりました。あとは親として実践あるのみです!