- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784058001394
作品紹介・あらすじ
強い子、賢い子に成長してもらいたいけれど、思い通りに行かなくて、つい、わが子にぶつけてしまうキツイ一言…。へっちゃらなフリをしているようで、子どもはしっかりヘコんでいます。子育て奮闘中のママさんコピーライターが、「いい方法」を教えますよ!
感想・レビュー・書評
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具体的なシーンと体験回想付きで書かれていて分かりやすかった。挿絵が納得感を増してくれた。
66の事例が紹介されて居るけれど、後半は少々疑問に思うものや前半の繰り返しもあったので実質55くらい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほとんどないけれど、いくつかは言ってしまいそうな(言ってしまっている)言葉があるなと反省。疑問形ではなく提案という形でやアイメッセージで言ったりする。子どもを一人の人間として扱う(アドラーみたい)、完璧を目指さずにある程度は大目に見る、すぐに答えを与えるのではなく誘導するなどしてでも自分で答えを出させる。
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この本は主に小学校に入る前のお子さんを持った人を対象に書かれていて、我が家のように末娘が高校生になろうとしている場合は「時すでに遅し」のようですが、今後の参考になると思い、この本を手に取りました。
同じ内容を注意するにしても、言葉の使い方・言い方(声のトーン)によって効果は全く異なると思います。更に誰が言うか(言った人が言われた人に親近感があるか否か)も大切かもしれません。
この本は、使うべき「言葉のフレーズ」を悪い例と比較しながら解説しています。筆者が最後に述べているように、それを言うときの言い方(声のトーン、感情)がとても大事(158)とのことです。この本を読み終わって、会社の後輩への声のかけ方にも応用できるように思い、良い収穫であったと感じました。
以下は気になったポイントです。
・子供の自信も、言葉で育てることができる、そのポイントとして、1)ありのままのその子を認めて、プラスの言葉がけをする、2)子供が自分の意志で行動することをむやみに止めない、3)失敗しても、けなさずに努力を認める(p3)
・「バカ」と言いたくなった時には「xxと天才は紙一重」という格言を思い出す、ほめた後に「天才のキミには、今はこうしてほしいな」と具体的にお願いする(p13)
・叱るときは、子供の人格ではなく行動に焦点を当てて「xxはやめてね」と言うようにする(p22)
・子供がウソをついた場合、責めるよりも「理由」に目を向ける(p28)
・人生経験の少ない子供の周囲には知らない事ばかりで不安がいっぱい、その中で「知っている」ものに触れると心が安定する(p38)
・子供は疑問形で叱られると意味がストレートに入ってこない、「なんで言うことを聞けないの」ではなく「ママの言うことをききなさい=xxしてね。有難う」である(p57)
・比べる場合は、他人ではなく、過去の本人と比べてあげる、自分の子お長所だけを見る(p67)
・「それは違う」と否定したくなったら、意識して言葉を「なるほど」や「いいね」に変えて、子供の発言を受け止める(p83)
・親が日頃から机に向かっていれば、子供も机に向かう習慣がつく、というのは本当である(p93)
・口から出した言葉は、自分の耳にも届く、脳は他者が発した言葉と、自分が発した言葉の区別が苦手である。つまり子供の自信の持てる言葉を発していれば、そのままママの自信も育ててくれる(p97)
・子供が悪いことをしたら、子供の言い分をじっくり聞いて、どうしたらよいかを自分で考えさせ、自分の言葉で謝らせる(p102)
・大きく将来や人格を否定するよりも、小さく直してほしい行動だけを具体的に指摘するほうが子供も聞き入れやすい(p114)
・ため息をつく代わりに、「はっ!」という気合を入れる(p133)
・自信は自分で育てることができる、なぜなら、自信の正体は「やればできる」という思いこみだから、認められる体験を繰り返すことでつくられる。根拠はない(p135)
・「もっとがんばれ!」ではなく、「がんばっているね」「よく、がんばったね」というフレーズを使う(p149)
2013年12月8日作成 -
この手の本を読むときは、覚悟して手に取ります。
言ってはいけない言葉…ふだん言いまくっている自覚があるから…
偉い方が書いた本もひととおり読んで(へこんで)ますが、この本は信頼のおけるママ友から「私もそうだったけどこうしてみたら?」という内容でした。言っちゃダメだってわかるけど、言っちゃうよね~という部分があるから素直に読めました。
本当は、リアルママ友と腹を割って話したいことだけど。
これだけ価値観が多様になった今、話したら引かれちゃうかも…と思うとなかなか相談することさえ難しいと感じます。
細かく項目別になっているから、今の該当箇所だけ拾い読むだけでもほっとできました。
その後も、子どもが大きくなれば一度は通る道のアドバイスばかりなので「ついこんなこと言っちゃった…」と思ったとき開いてみるといいかも。