- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784058006061
作品紹介・あらすじ
無名の吹奏楽部を全国大会初出場に導いた名指導者・藤重佳久先生を『あるある吹奏楽部』オザワ部長が追跡取材! 初出場までの日々のドキュメンタリーと、吹奏楽指導・関係者の誰もが知りたい藤重先生の吹奏楽指導論(メソッド)を一冊にまとめました。
感想・レビュー・書評
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長崎県の活水中学校・高等学校の吹奏楽部のドキュメンタリー。
長崎県の活水中学校・高等学校の吹奏楽部はごく普通の無名校。ところが、福岡の強豪校、精華女子高等学校を定年退職した藤重佳久先生が活水にやってきた。
その2015年4月から、活水はまさにミラクルを起こす。そしてその年、県大会、九州大会をゴールド金賞で、全日本吹奏楽コンクールへ出場を果たす。なぜ奇跡とも言えるような活躍ができたのか。
藤重先生の指導の肝、また部員たちがどのように努力してきたのかが、書かれています。
部活動はまず人間教育であること、何よりも人柄のよい人間になることが大切だと藤重先生はおっしゃいます。
書かれていることは本当にシンプルなのですが、実践するとなると難しい。
また、活水の生徒さんも、藤重先生のおっしゃることを素直に受け入れ、練習にとり組んできたのだと感じます。だからコンクールで、誰もが素晴らしいと感じる演奏ができたのでしょう。
吹奏楽好きだけでなく、教育に関わる方に是非。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブラスバンドの指導者として有名な藤重先生が、福岡の精華女子高校から、長崎の活水高校にやってきて、弱小だっだ活水吹奏楽部をあっという間に全国大会に連れて行った7ヶ月の話を描いたお話。ブラスバンドや音楽に詳しくなくても、先生の熱意や部員たちの苦悩やがんばりがありありと感じられて、コンクールでの演奏はまるでその場にいるような臨場感。思わずyoutubeで「ルイ・ブルジョアの讃歌による変奏曲」を検索してしまうほどでした。
青春って、いいなぁ。