発達障害の子どもの「できる」を増やす提案・交渉型アプローチ―叱らないけど譲らない支援 (ヒューマンケアブックス)
- 学研プラス (2017年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784058008195
作品紹介・あらすじ
学習上・生活上の困難を抱える子どもの問題行動、不登校、場面緘黙、情動コントロール、極端な思考の偏りなどに有効な手法を事例や漫画とともに解説。「やりたくない」「できない」の原因を見つけ、自己選択と自己決定で成功体験を積ませて自尊感情を育てる。
感想・レビュー・書評
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息子は小学6年でこの本の例に出てくるようなつまづきをして不登校気味になり、中学一年の半ばに発達診断を受けて発達支援学級に転籍。たまたまこの支援学級が古くから開級していて実績があったためこれに近い指導法をしてもらえているようで、今では毎日学校に通えている。なのでうちの場合は運良くこのアプローチ法が適用されたという感じなのでいざこれを学校側に求めるとなると忙しい先生達にはなかなか難しいと思う。これを読まれる教育者の方には参考にしていただけると嬉しいけれど、保護者の方はまず家庭で実践してみてほしい。わかりやすく書いてあるけれどやってみるとさじ加減が難しいです。
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しない選択も次の一歩を踏み出す大事な選択。
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「叱らないが、譲らない」
これは理想的。と本を手に取ったが、想像力が豊かでないと、この本に載っているような提案はできないな。原因をさぐる際の手助けも想像力がないと難しい。
グレーゾーンの子は支援級も通級も入れないことが多い。普通級の先生にこの対応を求めるのは厳しい。せめて保護者が子の代弁者であるために、いまの私には日頃からの観察・傾聴が必要だなと感じた。