発達障害の子の遂行機能「何度言ったらわかるの?」を「できた!」に変える上手な伝え方―グズグズ・ソワソワ・イライラを解消するちょっとした工夫 (ヒューマンケアブックス)
- 学研プラス (2018年11月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784058009833
作品紹介・あらすじ
知的には問題がなく、なまけているわけではないのに、日常生活や学習面で何度言ってもなぜか同じ失敗を繰り返す発達障害の子どもには遂行機能(実行機能)の問題が考えられる。その特性を理解し、失敗させない伝え方を子どものタイプ別にわかりやすく紹介する
感想・レビュー・書評
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困りごとに対する対処方法がまとまっている。小学生になってからまた読みたい
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遂行機能に特化した本。
結構自分もこれだなぁ…
過去の経験を生かせない、先のことが予測できない…は、対応に悩んだ同僚を思い出す。
1. なかなか取りかかれない (取りかかり)
2. 取りかかっても終わらない (達成力)
3. 時間どおりに間に合わない (時間の概念)
4. なんでもすぐに忘れてしまう (記憶)
5. どこもかしこもごちゃごちゃ (整理整頓)
6. 臨機応変な行動が難しい (柔軟性)
7. 感情がこんがらがる(感情のコントロール)
の7項目に分けて具体的な支援の仕方を書いてくれています。
保護者の方にもおすすめ。 -
遂行機能が弱い子への支援方法。物事に計画的に取り組むのが難しい、かんしゃくを起こしやすい、などの行動は、脳神経の働きが関係している。周りが適切に対応することで、徐々に改善、成長していく。子供の困った行動に悩む人に役立つ、心強い一冊。
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遂行機能(実行機能)とは、目標を達成するために、
必要な作業を実行していく脳機能、ですが
とても難しい目標を達成することが困難である、
ということではなく、学校に行く用意、
宿題をする、という簡単なこともこの遂行機能が
弱いとできません。
未来を推測できず、「今(たとえば、やりたくない
気持ち)」にとらわれてしまい、自分の能力を
モニターできない、などなど原因は多岐に渡ります。
サポートの仕方が簡潔に載っているので、
親は実行しやすいんじゃないかと思います。 -
基礎の基礎、初めの一歩。まず最初に読む本だとは思いますが、そこから先が必要となる内容でもあります。