3ステップで行動問題を解決するハンドブック 小・中学校で役立つ応用行動分析学 (ヒューマンケアブックス)

  • 学研教育みらい (2019年5月7日発売)
3.71
  • (3)
  • (6)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 123
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784058010143

作品紹介・あらすじ

日々、学校や家庭で子どもと関わる中で、
「なぜ言うことを聞いてくれないのか?」
「どうしてこんなこともできないのだろう」
と思うこともあるでしょう。

「子どもが望ましい行動をやってくれない」
「問題となる行動をやめてくれない」ことを
本書では、『行動問題』と呼んでいます。

教育活動や子育ての中で『行動問題』を
解決できるよう、応用行動分析学(ABA)
の理論や技法を活用し、子どもの育ちを
3ステップで伸ばしていきます。

3ステップとは、
①「やめない」「やらない」理由を知る
②「これならできそう!」という目標やヒントの設定をする
③「もっとやりたい!」と成果を広げていく
ことを基本としています。

「やめてくれない!」問題の例
●授業中の私語・立ち歩き・ちょっかい
●暴言・暴力 ●待てない・飽きっぽい
●自分勝手な態度 ●友だちとトラブル
●ルールを守らない ●落ち着きがない など

「やってくれない!」問題の例
●不登校・登校渋り ●やる気がない
●指示が入らない ●一人でできない
●宿題や活動をやらない ●消極的
●習得したことをほかで生かせない など

【目次】
はじめに 何のためにその行動を変えるのか?
序章 行動を理解するための「ABC」
第1章 望ましい行動を育てる3ステップ
育てるステップ1 スモールステップの目標設定
1シェイピング/2課題分析とチェイニング
育てるステップ2 自力でできるヒントの提供
 3プロンプト
育てるステップ3 やりたくなるしかけづくり
 4強化/5強化子のアセスメント/6トークンエコノミー
第2章 問題となる行動を解決する3ステップ
 解決するステップ1 問題の理由を探り出す
  1機能的アセスメント
 解決するステップ2 目標を設定する
  2代替行動
 解決するステップ3 作戦を立てて実行に移す
  3 3つの方略/4行動支援計画/5行動支援計画の評価と修正
第3章 行動支援の成果を広げて定着させる
 広げるステップ1 ここでもできた!を増やす
  1般化
 広げるステップ2 「チーム」で取り組む
  2チームワークづくり
第4章 ステップ方法でケースを解決してみよう!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「「予防」「行動を教える」「行動後の対応」の3つの方略を立てる」

    具体例やチームでサポートする際のポイントも詳しく書いてあり、勉強になる。

    Antecedent→Behavior→Consequence

    強化、強化子など、改めて振り返ると、感じ方が全然違って面白かった。

    #読書 #読書が好きな人とつながりたい #3ステップで行動問題を解決するハンドブック #小中学校で役立つ応用行動分析学 #大久保賢一 #学研

  • 良い本。ただし、素人の親(私)には、書籍だけでの理解と実践は難しい。教科書として、専門家と読む進めて、実践していくのが最適だと思う。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

大久保賢一(おおくぼ・けんいち)

1947年、長野市生まれ。
1965年東北大学法学部入学
1971年法務省入省(人権擁護局等に勤務)
1979年弁護士登録 埼玉弁護士会所属

日本弁護士連合会憲法問題対策本部核兵器廃絶部会部会長
日本反核法律家協会会長
核兵器廃絶日本NGO連絡会共同代表
NPO法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会理事
非核の政府を求める会常任世話人
自由法曹団原発問題委員会委員長 など。

「2022年 『迫りくる核戦争の危機と私たち 「絶滅危惧種」からの脱出のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大久保賢一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×