はなれていても、だいじょうぶ 今こそ伝えたい、院内学級で教員として学んだこと (教育ジャーナル選書)
- 学研プラス (2020年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784058011980
作品紹介・あらすじ
ホスピタルクラウンとしても活躍している筆者が、院内学級で子供達や同僚教員、医療従事者、保護者等との関わりを通して学んだことを語ります。きっとそれは、コロナ禍で長期間学校に通えなかった、子供達や、子供達に寄り添う、大人達にも役立つはずです。
感想・レビュー・書評
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病気とかかわりのある子どもたちのことを学ぶことのできる一冊。
「別れ方を学ぶ」のところで、胸がぎゅっとなりました。
子どもがお別れをする場面について、大人たちは目を背けがちで、話題をはぐらがしがちであるように、私は感じています。なので、こんなふうに紹介していただけてありがたかったです。
子どもの声を受け止めるために何ができるのか。
改めて、心に滲み入る内容でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学の病弱教育系授業の副読本調査用として読む。
院内学級で長年勤務した、小学校の先生が書いた本。
著者は病弱教育界隈では有名。
院内学級とは、正式には特別支援学級もしくは特別支援学校の学級が病院内に設定されるという制度。
著者は、小学校の特別支援学級担当で、長年院内学級の教員として活躍した。
この本は、そんな病気の子どもたちと関わった経験をもとに、教育について、病気の子どもたちについて、さまざまな視点から想いを綴ったエッセイのような本。
こうすべき論ではなく、悩みながらどうしたらいいだろうか、と一緒に考えていくようなスタイルで、参考になることが多い。
病弱教育に興味がある人だけではなく、教員になりたい学生、そういう世界とは無縁のところで働く教員にも広く読んでほしい一冊。
—-以下、Twitterの内容。アドレスは2023/12/27以降