- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784058019832
作品紹介・あらすじ
阪神淡路大震災は被災者として、地下鉄サリン事件は現場ナースとして救護にあたり、東北大震災ではレスキューナースとして現地に赴く。多くの災害に対してきた医療職であり、また防災の重要性を伝える第一人者として活動する著者が、護りたい人がいるあなたへ送るメッセージ。高齢化社会と介護に携わる人々、そして我が国ではもはやそこにある危険と言える地震と台風。この身近でリスクの大きい災害に対して、護る立場で何ができるかを紐解く。
第0章 護りたい人がいるあなたへ
大切な人を護るためには、まずは自分の足元を見てみよう
そもそも、防災って何のためにするの?
滑り止めシート1枚からでいい。ともかく動こう!
護りたい人がいるあなたこそ、“いい感じの人”であれ!
普段からやっておけば、いざというときに自分も大切な人も護れる
災害は怖い。でも、防災はおもろい
COLUMN 「助けて」を発信しよう。“恩送り”をし合おう
第1章 家族を護る 自宅の防災
基本① 備えのないまま被災すると、家はこうなる
基本② 72時間とそれ以後を耐え抜くわが家の備えを確認する
基本③ 被介護者を置いてけぼりにしない。対策は家族みんなで
備える① 使い回しやすいものを最大限活用する
備える②耐震強化 まずは1か所、滑り止めシート1枚から!
備える③備蓄 ちょうどよい量を考えてストックする
特別COLUMN 辻先生の備蓄品をチェック
備える④連絡先リスト いざというときの連絡先リストをつくっておく
基本④ 自宅避難? 外へ避難? 判断基準をもっておく
自宅避難① ライフラインが止まったら、“電源”と“水”を優先して確保
自宅避難② 普通の日も食べたくなる防災めしで、心を豊かに
自宅避難③ 衛生管理は感染症対策の要。清潔に保つ工夫を
外へ避難① 避難場所は、事前に3か所以上チェックする
外へ避難② 家族一人ひとりに合った避難方法を考えておく
外へ避難③ 非常用持ち出し袋は定期的に中身のチェックを
基本⑤ 避難生活で心を護る3・3・3の法則
COLUMN 今時の防災情報はアプリで管理! おすすめ防災アプリ3選
第2章 利用者を護る 施設の防災
基本 施設と利用者を護るために必要な4つのこと
利用者のADLの共有 ADLから考えられる避難方法を決める
マンパワー 誰が行くのかを明確にする
連絡手段 被災時にどう連絡を取り合うかを決める
備蓄管理 被災を具体的にイメージしてグッズや備蓄を準備する
実践しよう① できるところから防災仕様にしていこう
実践しよう② 防災訓練として、実際にモノを使ってみる
実践しよう③ “具体的な”避難訓練を行う
感想・レビュー・書評
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ここ最近、日本のあちこちで地震が多くてほんとに怖いです。いつか大きいのが起こるだろうことはわかっていても、まだ先かな?と油断してる自分。
この本は災害レスキューナースの辻直美さんが、まずは「100円ショップの滑り止めシート1枚敷くことからでいい!」と身近に出来ることをまとめたもの。
大切なのは一歩踏み出すこと。
「知覚動考」=知って覚えて動いて考える=ともかくうごこう、とも読めます!とのこと。
家に高齢者や介護が必要な家族がいる場合などの視点からの指摘も多く参考になります。
少しずつでも見直していかなきゃ。
簡易トイレのための大きなゴミ袋やペットシートを今日早速買ってきました!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
災害レスキューナースの監修者が防災や被災時の対応を解説した本。特に家に要介護者がいる場合や、介護系の施設を想定して説明されていることが珍しい。中もカラフルで読みやすく分かりやすい。
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4月26日新着図書:【いざという時に何をしたらいいか。基本的な考え方や必要な備え、ちょっとしたコツやアイデア満載。本を読んで、「知る」「やってみる」から始めよう。】
タイトル:地震・台風時に動けるガイド : 大事な人を護る災害対策
請求記号:369:Ts
URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28212293