竹中半兵衛 (学研M文庫 た 26-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059003595

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白く読めましたが、何せ、人物が夭折の人で、頭脳派なので、合戦で目覚ましい働きをするでもなく地味。
    このあと、秀吉の参謀は黒田官兵衛が務めることとなる。
    なんとなくさびしい幕切れでした。

  • 初めて触れる “半兵衛重治モノ” 故、比較も批評ももたずに読み進めた。
    後日になってみると、この本が最も戦の攻防――と言うより、半兵衛重治の小細工――について、詳しく巧みな表現を用いている。史実に忠実か否かを知る由は私には無いが、殊に稲葉山城乗っ取りの行は、これならば城方の眼を美事に欺くことが叶っただろうと想わせるものがあった。
    寄人となった後の信長とのやりとりにも、小気味良い “減らず口ぶり” が理路整然と発揮されている。後々ハッキリしてきたのだが、半兵衛重治モノを読む時、「信長との関係がどのように解釈されているか」というのが私にとっては結構重要なようだ。その点でこの作品は極理想に近い:互いに決して心を許しては居ないが、互いの在りようを痛快には思って居る。世に安寧をもたらす為の手段は全く違うが目指す処は同じであり、互いは各々の立場に応じた働きを成すことに専心して居て、相手の領分を侵すことを望んでは居ない――ぬるい、かな(笑)。
    所有する内ではこの一冊のみが半兵衛重治の死因を胃に求めており、又女性との関わりが最も多いのもこの作品であることから、コンパクトに纏まりつつも強く印象に残ることとなった。

  • 秀吉の軍師として活躍した竹中半兵衛。

    幼少期〜織田・秀吉に仕え〜その生涯を閉じるまでの物語。
    豪勇とは正反対の性格。しかし、豪勇出ないからなお、知恵を使い、
    人が考えない方法を編み出す。

    いつもけだるそうにし、決して上手ではないが、いつの間にか自分のペースへ持っていく
    話のスタイル。

    斎藤龍興の居城稲葉山城をわずか16名にて奪取した天才軍師。

    秀吉より戦国の世を駆け巡る軍師 之を100年に一人と言わせた人物。

  • 半兵衛の知略がわかり易く書いてあってとても読みやすかったです。秀吉との緊張感がある関係がピリッとして格好いい半兵衛v

  • 読書中

  • 『竹中半兵衛と黒田官兵衛』に比べるとオススメ度は下がります。
    字が大きめなので読みやすいです。

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