- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784059006503
作品紹介・あらすじ
八朔祝に非番を言い渡された江戸城台所人、鮎川惣介。悶々としながらも、心機一転、妻の実家に手製の重詰めを届けようと思いたつが、妻の着物の件で、いつもの夫婦喧嘩。腹立ちまぎれに外出してみれば、日本橋で今にも身を投げ出しそうな大奥女中に出くわす。声をかけたことから騒ぎに巻き込まれ、気がついてみれば下男を志願する自称、錺職の麦作と出会うことに。麦作の言動は謎だらけで、ある晩、見張っていると…。
感想・レビュー・書評
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2010.12.03 読了
いつもは気になることはあるもののさっぱり終わっているのに今回はまたなんとも…
全編苦い苦い。
そんななかで、鈴菜はいつでも素敵ですね!安定している。
安定していると言えば雪之丞。
相変わらず飄々としてる。ぜひそのままでいてください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第四弾
大奥での一連の騒動の後、今度は没落した田沼の四男、そして?、鼠小僧と二人の女の悲しい経歴と結末。
相変わらず闇が多い物語 -
ビックイベント八朔の日に突然非番命令が出たのはなぜなのか?から始まる悲しい事件。当たり前だけど大奥は欲望と愛憎が蠢く異世界なわけではなくて、様々な思 いを抱えながら懸命に生きる人の世の延長線上にある。惣介のまなざしが優しい。その優しさ、嫁にももうちょっと分けてやれ。惣介を守るためなら上様を斬るって 即答する隼人が凄かった。ここまで互いに助け合える友情を築けるなんて羨ましい。そして、惣介本人は絶対に認めたがらないだろうけど、雪之丞との友情も芽生え 始めてると思う。
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苦い粉薬が口の中に残っているような感じで終わってしまって、気持ちの持って行きどころがないなぁ。
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9/16-9/17