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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784059008095
作品紹介・あらすじ
吉原の仕組みと実態がよくわかる! 妓楼の構造、登楼手順、階級と揚代、手練手管、情男、心中と逃亡、仮宅営業、廓の掟などを図版もたっぷりに詳細解説! 江戸一番の遊興場所、340年続いた超階級社会「吉原」の現実に迫る! 索引付き。
感想・レビュー・書評
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吉原が舞台の本が好きなことに気が付いたので、内容理解のために購入。
思ってた以上に本書は面白い。
人身売買の値段が面白いというのは倫理的にどうかと思うけど、花代やら女衒の取り分などなど金銭にかかわる部分がためになった。
廓の一日は小説によく出てくる部分であるので、補足というか追加理解に役立つし、浮世絵等の資料もあるから、今後読んでいこうと思う人にも役立つと思う。
人前で読むのが躊躇われる部分もあるけど、新幹線の待合室で読み切りました(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
江戸から340年も続いた歓楽街『吉原』について語った書。豊富な図表を使った説明で飽きずに読める。落語や時代小説のネタとして頻繁に使われる遊郭の世界をよく知るために最適な本。おすすめ。
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樋口一葉の『たけくらべ』の参考書として読んでいる。吉原に関して非常に詳しい。読んでいて胸が痛くなる事実が多々ある。
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2013.05.15 池田信夫ブログで見つける。
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てんでばらばらに覚えていた吉原関連の情報を一冊で手元に置いておけるというのはありがたい。単語で逆引き出来るようになっているのもさすが事典の名を冠しているだけのことはある、と思った。
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江戸の風俗を知る上で大変勉強になった。江戸検定1級をこの秋に受ける予定だが、吉原関連で今一つわからなくてもやもやしていたことが、詳しく具体的な説明でスッキリした。
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江戸時代の性風俗に関わる日本人の倫理観と現代人の倫理観では全くことなっていて、比較にならない。
女性の人格・人権が全く蹂躙された酷い話ではあるが、その中にあっても、誇りを持って町民文化の一翼を担って逞しく生き抜いた女性がいたことは、せめてもの救い。
貧しい農業経済しかない時代に飢饉があればむすめは身売りに出されるのが珍しくないとは言え、現代日本人は同じ誤った道を歩くとが無いように貧困と戦う姿勢を忘れてはならない。
著者プロフィール
永井義男の作品





