花冷えの霞 船頭岡っ引き控 (学研M文庫)

  • 学研パブリッシング (2013年3月12日発売)
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  • 本 ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059008156

作品紹介・あらすじ

行徳河岸の船宿で猪牙舟の船頭である霧太郎は、定町廻り同心の浦部から手札を得て、日本橋小網町界隈を縄張りとする岡っ引きだった。亡くなった父の鍬蔵から跡を引き継ぎ、早とちりのおっちょこちょいで、しくじることもあるが、情に篤い男でもあった。

感想・レビュー・書評

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  • 船頭が岡っ引きだと探索に便利ですね。

  • L 船頭岡っ引き控1

    船頭が岡っ引き。元同心が他の職についてるより違和感ない。
    自分の勤め先の船宿で女が殺され、船宿の商いのに奮闘!的な。
    どうもトントンと話が進み過ぎて拍子抜け。

  • 船宿 川澄の船頭 霧太郎は、亡き父の縄張りを継いだ新米岡っ引きでもある。川澄で殺された女の下手人を追うなど捕物連作短編集。船頭ということで船を使って水路を行く描写が多く川筋の江戸風情が楽しめる。話としては事件もキャラも含めてちょっとあっさりめ。サクサク読める分、物足りなさもある。もう少しキャラたちが立っていると良いんだけど。事件も良くあるパターンであっさりすぎる解決。本業が雇われ船頭だけにあまり仕事に穴を開けるのは拙いのか(笑)船頭ならではの特色がもっと前面に出てきても良いのではと思う

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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