本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 本 ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784059010210
作品紹介・あらすじ
幕末の激動期、大坂「適塾」で蘭医学者・緒方洪庵に学び、日本の改革に心血をそそいだ橋本左内。黒船来航を機に攘夷派、開明派と国論が二分するなか、一橋慶喜の将軍擁立に奔走するが、大老・井伊直弼の安政の大獄により26年の短い生涯を絶つことになる。
感想・レビュー・書評
-
松平慶永(春嶽)の下、一橋慶喜擁立に向けて画策する左内。開明派の左内が同じく開国推進の直弼と敵対し、攘夷派の面々と手を組まざるをえない、政治の複雑さに彼のジレンマがある。緒方洪庵の教えにしたがい、政治に手を出さずに医術を極めていたらどのような業績を残していたのだろう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつの日か橋本左内を描いて大河ドラマ化しようという野望を抱き、少しずつ参考文献を収集していたのだが、品切れ入手不可の本書をヤフオクで漸く手に入れることができた。そして一読してすぐに、後はもう大河ドラマ化するだけでよいと悟ったのだった。問題は、適塾時代にしか登場しない志保さんと後半から突然登場する弥勒菩薩をどうするかだ。あるいは、志保さんを内面化し理念化して弥勒菩薩のような存在に昇華するか。あるいは、いっそのこといずれもご退場願って、山本周五郎「城中の霜」の香苗さんのような幼馴染を登場させるか。大河ドラマ化に向けて悩みは尽きない。
-
初版本
全3件中 1 - 3件を表示
著者プロフィール
岳真也の作品





