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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784059011217
作品紹介・あらすじ
戦国随一の軍師、黒田官兵衛の子として生まれた長政。彼は幾多の苦難を経て、遂には筑前五十二万石の大大名となる。父の影を乗り越え、武将として逞しく成長していく姿を生き生きと描いた、著者渾身の長編歴史小説。
感想・レビュー・書評
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黒田如水の息子長政の話し。若い時は短気で血の気が多く敵と渡り合う事もあり度々父に諌められる。父親は類い稀な外交能力を持ち尚且つ知将と言う側面があり油断のならない人物と警戒されるが長政は特に外交能力を色濃く受け継ぎ関ヶ原では難しい交渉を成功させる。謀将と言うより性格は猪突猛進だが社交的そんなイメージがしっくりくる。如水、長政、母里太兵衛などの逸話がちりばめられているので楽しく読めました。
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偉大な父官兵衛を持ってしまったがゆえに若干地味な感じがついてまわってしまう長政主役の話。終始素直じゃない官兵衛が長政と再開する場面ではさすがに本音と思われる言葉をかけます。その辺りが個人的には好みです。武者から謀将への変遷がやや唐突だった気がしないでも。又兵衛への長政の想いが他のものと若干違ってました。戻ってきて欲しいからってのもありか。又兵衛が大坂で討死した後の長政さんがなかなか好きです。あとは太兵衛との邂逅の場面も見所。
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「おぉ〜い!ここからどうなるんだよぉ!!」って感じで終わる煮え切らない作品。