- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784059011378
感想・レビュー・書評
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織田信長の黒母衣衆から越中の大名になり、最後は秀吉に切腹させられた佐々成政について書いた本です。
この本はいわゆる小説ではなく、佐々成政に関する史実を作者なりに解釈している作品になります。
佐々成政のイメージといえば、どちらかというと政治力がなく、武功のみの武将というイメージで、秀吉嫌いだし、肥後の国で一揆が起き、秀吉から切腹させられたという感じですが、作者は織田信長の信頼も厚く、越中でも民に慕われるほど立派な政治をしていた、ということを一つ一つ検証していっています。
勝者である豊臣家や前田家によって誤った事実が伝わってきているのではとのことで、もっと評価されるべき武将の一人だと思いました。
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http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-408b.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4059011371 356p 2002・5・25 初版
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悲運の猛将…では無く忠義の知将です。歴史的に佐々成政とは荒くれもの、黒百合伝説。良くて鉄砲頭、黒毋衣組筆頭等。でも越中の地での治水事業等今現在も残る事業をしたまさに政治家。前田利家の偽りの作られた伝説におどろされていたんだと、本当は伝説と正反対の人だという事が分かりました。最後の最後まで信長に忠義を貫いた人でした。