ヒットラ-と鉄十字の鷲: WW2ドイツ空軍戦記 (学研M文庫 ミ 1-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (601ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059012191

作品紹介・あらすじ

国家元帥ゲーリング、ウーデット、ミルヒ、イエショネク、ガランド、若きハルトマンを始めとするエースたち、そして総統ヒットラー-鉄十字を胸に輝かせ、第二次大戦のドイツ空軍を動かした、あまりにも個性的な人々。果たして彼らはいかなる人物であり、また何を考え、どのように戦争を生きたのか?ヨーロッパの空を制し、そして敗れたドイツ軍人たちに焦点を当て、第二次大戦の内実を描き出す異色の航空戦史。

感想・レビュー・書評

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  • ナチスドイツ空軍全史のおすすめ本。といっても他にあまり読んではないが……
    入手しやすさと安価なのが良い。

    それよりも記述のスタイルが飽きさせない。
    戦記ものにありがちな事実の流れを描いているだけのは、読んでいて退屈になるが、この本は随所にドイツ空軍の人物が描かれる。
    様々なエピソードの中心人物の生まれ育ち来歴エピソードの結果最期までが描かれる。結構な人数で80人以上もだ。
    ドイツ空軍の人物は誰もが優秀な人間ばかりではなく無能・凡庸な人間も多く(まあこれはドイツ空軍だけの話じゃないが)そういう人間も同様に描かれている。
    もちろんちゃんとしたドイツ空軍の歴史もギッチリ載っている。訳者がずいぶんと注釈をいれているので読み応えアリ。

    ゲーリングは言うまでもないが、自殺したウーデットとイエショネクの件は感慨深い。
    こんな高官が二名も自殺するのは組織としておかしい。

    索引があれば最高だったんだが。

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