ヒットラ-と鉄十字の鷲: WW2ドイツ空軍戦記 (学研M文庫 ミ 1-1)
- 学研プラス (2008年8月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (601ページ)
- / ISBN・EAN: 9784059012191
作品紹介・あらすじ
国家元帥ゲーリング、ウーデット、ミルヒ、イエショネク、ガランド、若きハルトマンを始めとするエースたち、そして総統ヒットラー-鉄十字を胸に輝かせ、第二次大戦のドイツ空軍を動かした、あまりにも個性的な人々。果たして彼らはいかなる人物であり、また何を考え、どのように戦争を生きたのか?ヨーロッパの空を制し、そして敗れたドイツ軍人たちに焦点を当て、第二次大戦の内実を描き出す異色の航空戦史。
感想・レビュー・書評
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ナチスドイツ空軍全史のおすすめ本。といっても他にあまり読んではないが……
入手しやすさと安価なのが良い。
それよりも記述のスタイルが飽きさせない。
戦記ものにありがちな事実の流れを描いているだけのは、読んでいて退屈になるが、この本は随所にドイツ空軍の人物が描かれる。
様々なエピソードの中心人物の生まれ育ち来歴エピソードの結果最期までが描かれる。結構な人数で80人以上もだ。
ドイツ空軍の人物は誰もが優秀な人間ばかりではなく無能・凡庸な人間も多く(まあこれはドイツ空軍だけの話じゃないが)そういう人間も同様に描かれている。
もちろんちゃんとしたドイツ空軍の歴史もギッチリ載っている。訳者がずいぶんと注釈をいれているので読み応えアリ。
ゲーリングは言うまでもないが、自殺したウーデットとイエショネクの件は感慨深い。
こんな高官が二名も自殺するのは組織としておかしい。
索引があれば最高だったんだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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