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本 ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784059012276
作品紹介・あらすじ
ときは戦国末期。上杉謙信、北条氏政、武田信玄、佐竹義重など、勇将がひしめき、しのぎを削る関東の地で、ただ一人「義」のために生きようとした男がいた。その名も真壁氏幹。抜群の剣技と人を惹きつける「漢」ぶりで、氏幹は乱世を鮮烈に駆け抜ける!
感想・レビュー・書評
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真壁氏幹を主人公にした珍しい小説。常陸の豪族として佐竹氏に与し北条、伊達と戦い樫棒を振り回す豪傑。小田原の陣までは関東の覇権を巡る戦いが面白かったがそれ以後はどうしても小豪族の活躍の場が無くなってゆく。関ヶ原での氏幹の活躍は作者のフィクション。
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9784059012276 399p 2008・10・28 初版
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真壁氏幹は興味のある武将だったので、楽しんで読むことができました。佐竹に与して幾多の戦場で活躍した鬼真壁のイメージが強いですが、領主としての苦悩も描かれていて新鮮でした。また「義」とは何かを追い求める姿には少し違和感を覚えましたが、それは物語の味付けとして。こういう小勢力の武将の話は読んでいて面白いですね。
読了日 2010年10月 -
常陸・真壁庄の小豪族、真壁氏幹の生涯を描いた本。超マイナー武将が主人公です。佐竹氏の家臣と思っていたら、独立領主だったんですね。しかし実際は不明なことが多い人物のようなので、かなりフィクションとして書かれていると思われます。テーマもあいまいな感があり、ちょっと物足りない感じかな。
2009.7.13読了