真田信之 (学研M文庫 し 11-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059012368

感想・レビュー・書評

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  • 父昌幸は策略家にして激しい気性の持ち主、弟信繁は自由奔放。何度も家康に歯向かうが家が保たれたのは信之の誠実な人柄なのではないかと思う一冊。

  • 参照した資料の多さは感じさせるものの、それがストーリーの面白さに繋がっていない印象。
    というか大坂の陣の後の描写が少なすぎるでしょう。確かに目立つ事件は少ないだろうけど、真田信之の真骨頂はそこから始まる気もするんだけどなぁ……

  • 真田信之は松代藩の藩祖である。真田昌幸、幸村の蔭に隠れているが燻し銀の武将であり贔屓にしてます。
    本書は新しい真田像に迫っていて面白い小説である。

  • 父の昌幸や弟の幸村(信繁)が目立ってしまうは仕方ないというところかな。ただ、戦国期ではなく、関ヶ原以降の初代藩主として信之にフォーカスした作品を読んでみたいという思う。

  • 戦国一胃痛が似合う男の読んでて最も胃が痛くなる小説。笑。
    ほぼ関ヶ原までですね。個人的にはせっかくだから忍城攻めのズタボロ具合も描いてほしかったところですが…
    天才故にKYっぽい信繁と家の事ばっか考えてる信幸は絶対に相入れないというか…でも普通に考えたらそういう兄弟だっていう印象を持って当然だよなー。
    苦労人だけど人望が厚くて皆が助けてくれるっていうのは救いだなぁ。あと助命嘆願シーンはどの作品見てもおもしろいですね。

  • 「いつも正しい事だけ言いやがって!」というセリフで、自分が真田幸村を苦手に感じていた原因が分かった。

  • こんな真田兄弟のあり方もいいなーww

  • 武田敗走、少年の日に弟へ思ったこと、
    友人との出会い、
    秀忠の一言に知る、家康と秀忠の絆の在り方、
    信幸さまが活き活きしていた。

  • 第2次神川合戦と関ヶ原秀忠遅陣の新解釈!

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著者プロフィール

東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。卒論は『山本周五郎』。埼玉県内の公立高校の国語科教諭として勤務、のち非常勤講師として同じく埼玉県内の高校に勤務する。中学生より能楽(金春流)に親しみ、高校時代は弓道(日置流)、大学時代は狂言(和泉流)に打ち込む。2003年、『嶋左近戦記 信貴山妖変』で学習研究社の「ムー伝奇ノベル大賞」優秀賞を受賞。同時受賞者に誉田哲也がいた。以後、新しい研究を取り入れた歴史考証を基本とする史伝を中心に執筆、上梓する。作品に『立花宗茂』『上杉謙信』『真田信之』(いずれも学研M文庫)『仙石秀久』(PHP文庫)『光秀叛逆の血脈』(コスミック時代文庫)などがある。2012年より、より創作色の濃い作品にも活動の幅を広げ、江戸時代を背景とした「剣客定廻り」シリーズ(コスミック時代文庫)、『見習い同心捕物帳 深紅の影』『食いしんぼう同心 謎を食らわば皿まで』(角川文庫)を発表している。

「2022年 『二刀の竜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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