真田三代: 幸村と智謀の一族 (学研M文庫 は 9-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059012405

感想・レビュー・書評

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  • 真田三代(幸隆、昌幸、及び幸村。信之についても当然触れられている)についての各種資料に基づく事実検証。

    小説形式ではないところがちょっと面白みに欠けるが、事実を知りたい向きには向いているのかもしれない。ただ、ある程度真田家、特に幸村について知っていることを前提に書かれている文章が多いので、何冊か同様の本を読んでから読むべきかもしれない。

    個人的には信繁が何故幸村と一般的に呼ばれるようになっているのか理由を考察しているところがいちばん興味深かったが、残念ながらさらっと述べるにとどまっているのが残念だった。

    あと、2か所ほど致命的な誤りを発見

    73ページ
    北条氏康が1578年に沼田城を奪取→氏康は1571年に死去。正しくは氏政

    191ページ
    前田利長の振り仮名がとしいえになっている。

    事実を淡々と追う形式の本書でこういうミスはつらい。

著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。歴史作家。関西大学経済学部卒。独自の視点で資料を渉猟し、新解釈を導き出す個性的で精緻な語り口を身上とする。月刊誌「WEDGE」に「戦国武将のマネー術」を好評連載中。近著に『明智光秀 残虐と謀略──一級資料で読み解く』(祥伝社新書)がある。

「2019年 『戦国武将に学ぶ「必勝マネー術」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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