源氏物語 (学研M文庫)

  • 学習研究社 (2001年2月13日発売)
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本 ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784059020141

作品紹介・あらすじ

あまりにも名高い国民的文学『源氏物語』。マンガなどでおよその筋は知っている人も多いが、全編を読み通すことはなかなか難しい。本書は、現代語訳を完成させた著者が、入門編として源氏54帖を1冊にまとめた作品。すぐれた文章と歌をじっくりと味わえる。

感想・レビュー・書評

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  • 数多い現代語訳の中でも円地文子さんの作品がいちばん好きなので(ハードカバー全10巻で読んだけど)、このダイジェスト版は嬉しい。

  • 初めて通読できた源氏物語!!読みやすく、面白かった。高校生ではなくて、この年になったからこそわかる大人の事情や登場人物の内面の葛藤が興味深くて、平安時代の貴族が競って読み耽ったというのも納得。もっと他の訳本も読んでみよう。ただ、男性の登場人物、例えば頭の中将とか、大人になるにつれて役職名が代わるけど、前の役職で呼んでくれないかなぁ。せめてカッコ書きでもいいから、元の名前は誰って教えてくれると嬉しいんだけど。あと年齢も・・・国語便覧のお世話になりました。
    柏木・・・くどくど口説く男の元祖と見た!!(笑)(2008.4.8)

  • 内容紹介:あまりにも有名な国民的大長編『源氏物語』。しかし、原文はもとより現代語訳でも、全編を読み通す人は少ないにちがいない。それだけ膨大で、荷の重い作品なのである。本書は、ライフワークとして『源氏』全編の現代語訳を完成させた著者が、入門編として、『源氏』のエッセンスを一冊に凝縮させた本。マンガであらすじくらいは知っている人も、きめこまかな文庫の魅力をぜひ味わっていただきたい。(「BOOKS」データベースより)

    資料番号:011302726
    請求記号:913.3/ ム
    資料区分:文庫・新書

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著者プロフィール

円地文子

一九〇五(明治三十八)年東京生まれ。小説家、劇作家。国語学者・上田万年の次女。日本女子大附属高等女学校中退。豊かな古典の教養をもとに女性の執念や業を描いた。主な作品に『女坂』(野間文芸賞)、自伝的三部作『朱を奪うもの』『傷ある翼』『虹と修羅』(谷崎潤一郎賞)、『なまみこ物語』(女流文学賞)、『遊魂』(日本文学大賞)など。また『源氏物語』の現代語訳でも知られる。八五(昭和六十)年文化勲章受章。八六年没。

「2022年 『食卓のない家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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