椿説弓張月 (学研M文庫)

  • 学習研究社 (2002年5月14日発売)
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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784059020592

作品紹介・あらすじ

江戸後期の大ベストセラーを現代語訳。伊豆大島に流罪となって死んだ鎮西八郎為朝が、実は生きていてやがて琉球に渡り、王家の内紛で獅子奮迅の活躍をするという、滝沢馬琴の長編小説である。その奇抜な着想とスケールの大きさで大評判となった。平岩弓枝訳。

感想・レビュー・書評

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  • 滝沢馬琴の有名な作品を、比較的自由に現代語訳した本です。

    伊豆大島へ流罪となったはずの源為朝が、琉球に渡って曚雲という幻術使いと戦うというストーリーで、偽史的な想像力の横溢するファンタジーとして、楽しく読むことができます。いつか原典にもチャレンジしたいという気にさせられました。

  • 源八郎為朝が琉球に渡ってから活躍するお話。読む度にハマっていく。当時流行っていたのも頷ける。

  • 正式名称は『鎮西八郎為朝外伝椿説弓張月』。
    保元の乱で崇徳上皇方に付き、敗れて流刑地伊豆大島で自害した源為朝が実は生きていて琉球で大活躍、な話。
    義経チンギス汗説とか水滸後伝みたいな感じを受けた。
    現代訳も簡潔で読みやすく、楽しく読めた。滝沢馬琴は面白い。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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