幽冥の館: 鏡花あやかし秘帖 (もえぎ文庫 鏡花あやかし秘帖)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059040705

作品紹介・あらすじ

絶えず強い風が吹き付けるなか、編集者・香月真澄は大きな屋敷の前にいた。ここはかつての「風鳴村」-十数年前、ひとりの男によって、23人もの村人が惨殺されたいわくつきの地だ。現在は製鉄会社社長・桂木契が住んでいる。出雲の旧家・桂木家では、60年に一度、古代神を祀る神事を行うという。取材のため滞在を許された香月だが、そこで見たものは、腹違いの兄弟の禁断の関係と美しい姉妹、そして血に塗れた巫女…!鏡花シリーズ最新作。

感想・レビュー・書評

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  • 「強き風の吹く地に、屍の山を築け」
    ――「神託」に従って風鳴村を人間地獄にした桂木融
    「あなたは誰も愛さない、愛せないんだ」
    ――十五歳までに女の子として育っていた少年・茜
    「四方の柱に屍四つ 強き風が吹き 良き鉄が 良き鉄が」
    ――左目をたたらの火を受け継ぐ者の証として失い、桂木製鉄と桂木一族の「未来」を一心に築こうとしていた桂木契
    比良坂藍・比良坂翠姉妹
    本書で出てきたキャラはそれぞれの執着を抱い、華やかな火葬で終焉を迎えた。
    シリーズにおいて一番気に入れた一冊かもしれない。

  • だんだんこのシリーズ表紙が怪しくなっていってる気がするのは気のせいなのでしょうか・・・・


    待望のシリーズ最新作、おいしくいただきました♪

    鏡花さんがうさぎのステッキを持ってた・・・・・!!かわええ〜

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