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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784059041306
作品紹介・あらすじ
就職氷河期の中なんとか就職した会社、(株)カタクラで営業部に配属された清正。上司は営業成績No.1の「真田さん」だと聞き、名前通り歴史好きな清正は「真田幸村みたいな、優しい人だといいな」と思っていた。しかし「真田さん」は華やかで自由(傍若無人ともいう)な、イメージ的には伊達政宗な男で…!?勝手に「小虎」と愛称をつけられつつ、必死で真田についていく清正だったが、ある日、なぜか強引にキスをされてしまい-。
感想・レビュー・書評
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回送先:目黒区立中目黒駅前図書館
いわゆる戦国ブームにあやかった作品、と思いきや実のところは「ブームにのせられた作品」だったりする(オチを言えば担当編集者が「歴史郡像」の編集経験者だっただけ)。まずはこのギャップを直視するところから始まることを理解しておく必要があるだろう。事実、評者もこのギャップを理解しておらず(あらすじを読んでも理解するのは至難のワザ)、一読してやっと理解できたのだから。
内容としては、実はあまりにめぼしいものではない。新入社員と先輩社員のありきたりのラブストーリーだからというのもあるのだが、鳩村のウィークポイントである「登場人物をどのように配置してどのように動かすのかという部分の不明瞭さ」が一向に直っていないというところが大きく影を落とす。もっとも、濡れ場自体は少ないのがある意味では救いなのかもしれない(この作品に限らないほうがいいのだが、どうしても比較するとこの結論を引き出さざるを得まい)。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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