滴る蜜夜の純情 (もえぎ文庫)

  • 学研パブリッシング (2010年11月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784059041337

作品紹介・あらすじ

大学生でありながら、大財閥当主として企業トップの顔を持つ寛人。その傍らには常に有能な腹心かつ日常の世話係である沢渡が控え、二人は誰よりも信頼しあっているように見えた。しかし、実は寛人は、この世の誰より沢渡を憎み、歪んだ執着を抱いており……?

感想・レビュー・書評

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  • 秋山先生の作品としては、ちょっと路線が違う印象で、全部を読了することができませんでした。。。次回の再読に期待したいと思います。。。

  • 最初はなかなか寛人が何を考えているのかわからなくてイマイチ話に入り込めなかったけど、ラストに向かっていくにつれてどんどん楽しくなっていきました。良かった。

  •  大学一年にして、由緒ある名家・一条院家の当主である寛人。
     美貌と才能を併せ持つ彼は、有能な秘書兼世話係である沢渡高見を憎んでいた。
     一見、沢渡は一条院の成功を支え、信頼しあっている二人だが、寛人の仲には沢渡に対するどうしようもない憎しみが潜んでいたのだ。
     憎んでいるから、縛り付ける。どこへも行かさない。
     その思いから、毎夜、沢渡に欲望を処理させる寛人。
     ところが、身内から沢渡の裏切りを知らされた寛人は……?

     というような話でした。
     寛人は沢渡を憎んでいると思っていて、そのために身体を与えている……
     この時点で、随分理論が破綻しているように思えて、読み始めてからずーっと個人的には「?」ってなってたんですが。
     最後には寛人が沢渡に執着する理由がやっぱり別のことだったということがわかる割と定番なお話でした。
     もうちょっと一回くらいひねってもよかったかなー……と、実は思ったりもしているんですが、まぁ、そうすると、本当にわけがわからない話になりそうだから、そうじゃなくてよかったのかもしれない。

    「身体で縛りつける」というから、どれだけ寛人が自分に自信があるタイプなんだろうかと考えたりもしたんですが、そういう訳でもなく。

     となってくると、今度は逆に。
     何で寛人が沢渡を身体で縛り付けられるって思ったんだ……? と考えたりもしたんですが、それに対する明確な答えはありませんでした。
     それだけ、寛人が魅力的なんだってことが大前提なんでしょうね、多分。

     個人的にはその辺りがもやっとしたまんまで拭い去れなかったので、まあまあ、というところだったように思います。
     そこに疑問を感じず、さらっと読めれば、それなりに面白いと思います。

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著者プロフィール

(あきやまみちか)・作家・心交社、笠倉出版社、アスキーMW等複数社にて活躍。

「2018年 『氷狼帝と約束の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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