快楽の罠 (もえぎ文庫)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059041504

作品紹介・あらすじ

公務員になりたいと、可愛い外見とは裏腹に実直な夢を持つ若村裕斗は、ある日妙に威圧的な男によってバイト先から拉致されてしまう。どうやら男の正体は世界的ネイリストの獅子堂諒介で、初対面の裕斗をメンズネイル大会のモデルに使う、と勝手に決めたらしい。突然のことに怒る祐斗だが、施される手へのマッサージはあまりにも気持ちがいい。気がつくと唇を奪われ…!?吉田珠姫の名作が、書き下ろしショートと共に再登場。

感想・レビュー・書評

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  • ある意味王道なちょっと昔っぽさのある話。
    そもそもネイリストでそこまで金持ちになれるのか?アメリカで成功したとしても30そこそこだし。
    強引に拐ってレイプして堕として。
    完璧に犯罪だからw
    結局わざわざ参加するほどのコンペには思えなかったけど、これから裕斗はどうなるんだろうね。

  • こういうコメディは嫌いじゃないです。でも、大会のあのシーン。
    私の想像力が足らないのか、あっという間だったことないか?
    もうちょっとなんかあったらいいのに…と思ってしまいました。

  • 吉田さんの作品特有の背徳とかデンジャラス感は少ない。
    エロさも控えめ?
    吉田さんの個性が控えめで、ソレを求めて読むと失敗するかも?

  • 強引ラブ。獅子堂の強引さはすごいですね。説明足らずにもほどがあります。
    巻き込まれた裕斗はたまったものじゃないです。
    さらっと読めました。こんなにお互いの名前を呼ばないカップルも珍しいですね。

  • 2005年に発売された作品の新装版です。
    前回マジキチで幼稚言葉で兄を犯すおそろしい攻があまりにもBLに不向きだったので、その反動もあって好印象が割り増しになりました。

    ガソリンスタンドで働く大学生の裕斗が893のような獅子堂に拉致同然で強引に連れ去られる始まりに犯罪モノかと。まさか、獅子堂のご職業がネイリストとは思いませんでした。三白眼で威圧的で高級外車に乗っていて札ビラ切って羽振りがよさそうで、いかにもな雰囲気なのです。
    対する裕斗は性愛にも疎く、とってもお子ちゃま。初心なくせにはねっかえりで、元気のいいタイプ。そんな色気とは縁遠そうな彼が、獅子堂にネイルのためのモデルとして請われ、強引に魅力を引き出されていきます。手のお手入れもしますが、なぜか体も奪われてしまうのでした。色気が足りないからHって、何故そうなる?
    セリフも態度も超偉そうな獅子堂さまですが、結局一目惚れしちゃったんですよね?全く愛情表現できていないところが残念すぎです…でも、不遜で完璧な男のそんな態度に、ダメ出ししながらも萌えてしまいました。裕斗に対する態度がなってないのですが、手フェチを充分感じさせるお手入れのやり方にはとても愛を感じます。不遜な攻が受に跪くシーンだけで、もう腰砕け。

    裕斗は、圧倒されるようにそんな獅子堂のなすがまま。快楽をしっかり叩き込まれ、みるみるエロスを発散するまでに開花しちゃいます。
    二人のHシーンにはかなり萌えます。BLらしくない品のなさ?があって、それが返って新鮮だったりしました。
    ツナギを「卑猥な服」とは、目からウロコです!獅子堂の名言集はそれだけじゃありません。裕斗をサル呼ばわりしていたのも笑った。最後までサルだった!餌のバナナも与えていたし。
    とにかく、獅子堂のセリフ拾って読むだけで面白くてツボりました。ザ・攻というかんじです。

    獅子堂が何度もかわいいと言うように、ほんとに裕斗がかわいい。反発しているようで逃げたがってるようで、実は獅子堂の魅力にがんじがらめにされていて、いい反応しています。言いなりになっちゃってるのに、自覚がないのもかわいいです。減らず口ばかりでも、ベッドで獅子堂の俺様な言葉責めに陥落させられているのが激萌えでした。

    書き下ろしのSSはツボつかれまくり。あの動物園番組を思い浮かべたら、獅子堂の気持ちに共感しました。そのシチュ萌えるにきまってる。なんだかんだ言いながら二人がラブラブで笑っちゃいました。
    番外編小冊子は、獅子堂視点での出会いの心情が描かれています。そして、減らず口の甘えっこ小猿にメロメロでした。
    続編も新装版が出たら読みたいです。

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著者プロフィール

初単行本は1993年『天にとどく樹』(白泉社・花丸ノベルズ)。
(同書は海王社・ガッシュ文庫で復刊されている)
代表作は『石黒和臣氏』シリーズ(白泉社・花丸文庫)、
『神官』シリーズ(海王社・ガッシュ文庫)など。
シリアスからダークエロス、ギャグなど、その作風は幅広い。
個性豊かで印象的なキャラクターと、ドラマチックな物語展開が魅力。
シリーズ化した作品多数。

「2013年 『アイラ ~許されぬ想い~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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