- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061026971
感想・レビュー・書評
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大町をはじめとした女性関係のバッググラウンドは見ものでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
課長 島耕作 全巻(1-17巻)セットで34.00
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島耕作がついに離婚した、今後の島耕作の女性関係が見ものだ。「しかしどうして俺のまわりの女達はおそろしい奴ばかりなんだろう」のセリフは笑える。今回は女のおそろしさがよくわかる作品だったかもしれない。
今野主任とか福田部長とか、関西の人間はどうも癖が強いというキャラが多い感じだ。アクの強いキャラも加わり、上司と部下、男と女の複雑な関係が描かれ、みんなそれぞれ業を背負っているものだなと思う。 -
今巻は細かいけどパンチの効いたエピソードが粒ぞろい、山椒のような回だった。例えばついに恋仲になった部下の大町久美子の人には言えない性癖を開く端緒となる母親と父親(老人)と会長(老人)との3P。その大町久美子と典子と娘の奈美とのニアミス。さらには大阪から来た今野と部長のネクタイにまつわる事件。(なぜか島耕作に出て来る大阪人はおしなべてガサツ)福田部長とその今野の奥さんとの関係(昔の愛人を部下に譲った)そのことを今野は知らない、今野可愛そう。そして課の中川社員の自殺未遂騒動。ひとりひとりの人間には勿論ちゃんと感情があってちゃんとみんな業が深い。人間味溢れる人間。弘兼さんが見開きに書いてるけどほんと「背徳のカタルシス」を覗き見させてくれる漫画やなあ。