武田勝頼 (4) (歴史C)

横山光輝

• 講談社 (1988年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[haru6さんの感想 · 2016年11月18日]

遂にとも言える長篠の合戦がはじまり、不敗の騎馬軍団を従えた四天王山県昌景、馬場信房、内藤昌豊が果てる巻。
ただ何よりも評価というか重んじるべきは、(原作からしてそうなのだが)一般に抱かれがちな織田・徳川のワンサイドゲームではなく、合戦に至るまでのやり取りも含めて連合軍にとっても決して楽な、価値を確実に拾えるような戦いではなかったという描写が用いられたことと思われる。

著者プロフィール

ロングセラー「三国志」をはじめ、「水滸伝」「項羽と劉邦」「殷周伝説」(いずれも小社刊)をはじめ、著書多数。

「2019年 『カジュアルワイド　三国志　６』 で使われていた紹介文から引用しています。」