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本 ・マンガ / ISBN・EAN: 9784061086012
感想・レビュー・書評
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最初の方は苦手で、なかなか読むリズムが掴めなかったけど、舞台が人間の社会から動物たちの世界のジャングルに移っていくにつれて、見応えが出てくる。歴史を若干踏まえた社会性を入れてくるあたり、手塚治虫のセンスを感じる。
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レオだよね~わが家のわんこのもと!
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人間に育てられた白いライオン・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編作品。生き生きとした動物たちや子ども時代のレオの可愛さに目が行きがちですが、人の欲望の醜さや当時は異端の学説だった大陸移動説等も物語に盛り込んだ、社会派かつ科学的な作品です。
レオを巡る人々や動物たち(父親パンジャ、母親エライザ、そして奥さんライヤまでも)が次々と死んでいってしまう物語構成は非常に寂しい。レオも最終的には自己犠牲で、ヒゲオヤジの命を守るために死んでしまいます(泣)。
その壮絶なクライマックスを通して読者に伝えられた「すべての命は平等である」というメッセージが、その後『火の鳥』『ブッダ』『ブラック・ジャック』等にまでも引き継がれていくことを考えると、この初期手塚作品『ジャングル大帝』(1954年完結)の偉大さを改めて理解することができるでしょう。 -
N.A.氏のお勧めその1!
個人的には、とんでもなく泣きそうなのが恐ろしくて読めなかったけれど、ここは勇気をもってしぬまでに一度は読もうと思いました。 -
かなりのメッセージ性を感じられる作品ですが、手塚治という不出生の漫画家の創作力・想像力の豊富さに感嘆しないワケにはイカナイのです。
手塚治全集に納められているストーリーを現代風に細かくアレンジしていけば、今のコミック形態なら50巻越えたとか100巻越えたとか言う作品が10以上できそうな気がします。それほど凄まじい才能の持ち主だったんだなぁと改めて思うのであります。 -
このシリーズでは全3巻。
甘くほのぼのした結末ではなく自然の厳しさの前に
無力な人間を見せつけられ、つらい気持ちでページをめくった記憶がある。
手塚作品には、ハッピーエンドで終わらない話も多いけれど
敢えてそういう構成にしたことで伝えたいメッセージがあるのだと思う。
動物との共生はすばらしい。 -
BS見てたらつい読んでしまった。
手塚は初期からすご過ぎる。
と思えば、書き直し。
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手塚治虫の作品





