虹のとりで 手塚治虫漫画全集 (手塚治虫漫画全集)

手塚治虫

• 講談社 (1980年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[やおさんの感想 · 2014年7月4日]

“「なんべんでもいうわ!
おばさんはただのよそのおばさんよ ママじゃないわっ
ママはたったひとりしかいないのよ
ママはもっとやさしくてきれいだったわ……」
「お待ちっ」
「シルビアちゃん いきましょう
ふたりだけでもたのしいところへ!」”[P.130_野ばらの精]

「虹のとりで」
「野ばらの精」

[ピヨピヨさんの感想 · 2010年9月19日]

名作『珍アラビアンナイト』の少女漫画版ともいえる本作。アラビアンナイトの世界を手塚流にアレンジし、王子との恋愛劇なども盛り込んだファンタジーです。

名コンビ・チック＆タックこと『珍アラビアンナイト』のラムネ＆カルピスが、ハサン＆カシムとして登場。探偵役ではなく刑事役として登場のヒゲオヤジには萌です。ランプの精（というか壺の魔神）や一つ目巨人の描写が少女漫画離れしていて怖い…。

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」