きりひと讃歌 手塚治虫漫画全集 (1) (手塚治虫漫画全集)

  • 講談社 (1977年6月1日発売)
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本 ・マンガ / ISBN・EAN: 9784061086319

感想・レビュー・書評

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  • 裏切り、差別、人間の醜い所をてんこ盛りにした第1巻。謎の奇病にかかった医師である主人公が運命に飲み込まれて行くけれど……救いはあるのだろうか。

  • 連休で実家に帰った際に手塚全集を読み進める。こんな話も書いていたんだっていう発見が何度もあるのが手塚漫画の凄さ。

  • 容赦のない絶望

  • いつ以来か分らないくらい、手塚治虫作品を読んでいなかった。
    多分小学生の頃「火の鳥」か何かで恐いシーンがあって、
    まったく食指が動かなかったからだろう。

    あるテレビで紹介されていて読んでみたが、
    重いテーマの中、希望を持って頑張る桐人が
    ほんとかわいそう。
    権威の禍々しさや性のどうしようもなさを織り交ぜながら、
    錐揉みの如く流転していく。

    もー、どうなっちゃうのかなー



  • 青年誌の手塚の中でも群を抜いてダークな印象。
    真っ黒。絶望的。
    ブラック『ブラックジャック』とでも言えそうなほど。

    きっと、後にも先にもこんな漫画を描ける作家は限られた人数しかいない。
    他が思い浮かんでいるわけではないけれど。

  • だいぶ昔に途中まで読んだことがあったんだけど、最後まで読んだのは今回が初めて。
    主人公もそうなんだけど、女性陣がことごとくかわいそう。
    いろんなこと考えさせられる話だった。
    内容は重いけど、読み応えがある。

  • 1970年〜71年ビッグコミック連載。
    手塚キャラを廃し手塚タッチを改革させた重要な一作。
    それでも何コマか息抜きのギャグが入ってしまうのは悪い癖だ。

  • モンモウ病という架空の病気に罹った医師が名誉を回復する話。この病気に罹ると、顔が犬のようになる。人間の自尊心、虚栄心、容姿や地域、病気に関する差別や偏見、そして、人間を信頼することの大切さ。語りきれないほどのエピソードが盛り込まれている

  • 映画にして欲しい作品。

  • ひたすら暗い。犬化(?)してしまう病気に自分までかかってしまった医者の話。
    小2で読んだのだけど、はだしのゲンと同様に、全巻読み終わるまでは夢中になって読みまくるんだけど読み終わってからトラウマになるというパターンにはまってしまった一作でもある。
    恐ろしい話だったけど、いい話でもあったのでおすすめします。マイナー作ですがぜひ。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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