ファウスト (手塚治虫漫画全集 60)

  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061086609

感想・レビュー・書評

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  • 「ファウスト」目当てで「赤い雪」は未読。
    本物のゲーテの「ファウスト」はまだ読まずにいるのでどこまで原作の内容にそっているのかわからないが、このおかげで「ファウスト」の世界観が理解できれば、と思って読んだ。
    さすが手塚治虫、わかりやすくも軽い内容にならず、絶妙なバランスを届けてくれる。

  • 『ファウスト』はゲーテが身命を賭して書き上げた戯曲であり、とにかくややこしいので一読しただけでは全てを理解することは困難だ。そんな作品を漫画にしようとするだけでもすばらしい試みだとは思うのだが、その上それをきちんと手塚治虫の作品として成立させてしまう。そこがこの人のすごさなのだ。

  • 『百物語』、『ネオ・ファウスト』とともに「手塚治虫ファウスト作品3部作」を成す作品です。手塚治虫21歳のときに描かれたもの(1950年の作品)で、その若さと完成度とのギャップが怖すぎます。原作の大胆な簡略化と読者を楽します仕掛けは、発表から60年近くたった今もまったく色あせていません。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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