ライオンブックス(1) (手塚治虫漫画全集)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061086616

感想・レビュー・書評

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  • 未来の愛の物語安達ヶ原。
    あまりにも残酷な結末を少年誌に載せるところが鬼才。

  • 虫プロ

  • 印象的なSF短編集。
    「安達が原」がことに心に残った。最後の場面が哀しい。
    「荒野の七ひき」には人間のエゴを感じさせられる。人間よりも「人間らしい」心を持つ宇宙人たち。ときどき読み返したい。

  • 能が原作の短編「安達が原」のみ読了。
    泣いた。手塚治虫はすごいなあ。
    近未来、調査官ユーケイは大統領命令でとある惑星に住む人食い鬼婆を殺しに出向く。
    星に着くと、鬼婆は優しく料理を作ったり寝床を用意してくれるのだが、ユーケイは用心深く接する。
    観るなと言われていた地下室には、肉をそがれた人骨の山。
    そこで対峙した鬼婆の口から告げられたのは信じられない事実。
    「アンニー!!」
    絶叫するユーケイの顔、あんなかわいらしい絵面なのに忘れられない。
    近未来を舞台に、能より悲しく切ない話に仕上がっていると思った。

  • 手塚治虫版『ファウスト』の第2作。一塁半里(ファースト=ファウスト・ハインリヒ)から生まれ変わった不破臼人(ファウスト)の活躍と悪魔スダマの可愛らしさっぷり、そして物語構成の巧みさが相まって、隠れた名作です(別に隠れてもいないけれども)。

    「あたし……、ご主人さまにメタメタにポーなの」スダマのこの一言は名言すぎます。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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