フースケ (手塚治虫漫画全集)

手塚治虫

• 講談社 (1979年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ホトケさんの感想 · 2018年1月10日]

読者の分身みたいなサラリーマンを狂言回しにしたナンセンス風刺漫画。気楽に描いてあるようにみえるがアイデアとかよく思いつくものだと感心した。

[niimiyaさんの感想 · 2012年3月11日]

手塚先生って本当にどんなジャンルでも手がけてるんだなぁ…
こういう絵柄で、お色気SFって、今やってる人いないよなぁ…
面白かった

[lunachildさんの感想 · 2011年7月15日]

1969年漫画サンデー連載。「サイアク招待席」
園山俊二マンガに影響を受け→藤子Ｆ短編へ影響を与えたのではないだろうか。
相撲の八百長とか、内閣総辞職問題とか現代にも通じる風刺。

[ピヨピヨさんの感想 · 2010年4月18日]

手塚治虫・影の代表作。「人間ども集まれ！」や「上を下へのジレッタ」的世界観・タッチのもと、さえないサラリーマンである主人公フースケがナンセンスすぎる騒動に巻き込まれていきます。朴訥としたフースケのキャラが憎めません。

ベックス ばんざい
月に吠える女たち
くるします・いぶ
敷金ナシ！
無能商事株式会社
占性術入門
どんけつ紳士
巨人と玩具
げてもの
フースケ風雲録
狐聊

[忍田鳩子さんの感想 · 2009年8月18日]

キャラクター役者制度の真骨頂、フースケ主役の短編集。
あからさまに小島功な絵もしっかり手塚のものになっていて好き。
こういう「おとなマンガ」の手塚のセリフまわしは最強なんだよねー。

[ねこさんの感想 · 2008年8月25日]

男性器と女性器の形をした「ペックス」が大暴れします。

[ばーさんの感想 · 2008年8月14日]

手塚治虫はこういう、ドタバタナンセンスも描く、という好例。
アトムとかからは完全にかけ離れており、絵のスタイルも全く違う。
これが手塚治虫の漫画なのだろうか、という気さえしてくる。
短編集であるが、どれも「なんでもあり作風」で面白い。

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」