どろろ 2 (手塚治虫漫画全集 148)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 109
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061087484

感想・レビュー・書評

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  • けっこう残忍な内容も手塚マンガの描写ではそれを感じさせない。妖刀の巻は、ジョジョ第三部のアヌビス神を連想した。自分に生みの親なんかいないと言って走り去る百鬼丸の姿は、無口なアニメ版よりずっとウェット。 手紙の文字がが読めない火袋に「読者に読んでもらえば」と お自夜がアドバイスしたり、どこから聞こえてきたかわからない妖刀の声を「今読んでいる読者の声か?」とどろろが思ったりするメタがちょいちょい挟まる。百鬼丸が馬でページの下から上へ縦に駆け抜けるシーンは斬新なコマ。

  • 請求記号・726.1/Te/148
    資料ID・310006784

  • 今でこそ名作のひとつに挙げられることの多い「どろろ」も、連載中は暗く陰惨な内容が読者に受け入れられず打ち切りの憂き目に会っていたそうな。今読み返すと、「ばんもんの章」(ベルリンの壁や板門店に対する風刺)に代表されるように反戦色の強い一面も見て取れます。

    ラストのどろろ号泣から別れに至る一連のくだりはかなりの名シーン。ニヒルな百鬼丸の性格や容姿は、そのままブラック・ジャックに受け継がれています。

  • よくある話だが、映画よりも数倍も魅力的。
    でもラストが何だか尻切れトンボのような・・

  • 映画で話題になったので原作読んでみました。なかなか深い物語だなと読後もいろいろと考えました。映画はまだ見ていませんが、たぶんアナザーストーリーとして捉えているのだと思います。それにしてもさすがは手塚 治虫氏のストーリーテリングは絶品です。

  • 月に1冊出してたんだ〜どろろの過去が明かされ,百鬼丸が父母弟と再会するが,弟を殺してしまう。〜身体の一部を取り返せば取り返すほど,力を失っていくんだった。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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