奇子 2 (手塚治虫漫画全集 198)

著者 :
  • 講談社
3.73
  • (17)
  • (25)
  • (34)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 207
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061087989

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 黒手塚作品の白眉、『奇子』の第2巻。いよいよ残すところ1巻だけど、はてはて一体どうなるのか……。

    それにしても今巻もなかなかダークでエロティックな内容でしたね。天外家が瓦解していく様子が実にゆっくりと、けれども激情的に展開されていって、終始緊迫した雰囲気がまた最高に鬱鬱としていて素晴らしい!

    というか奇子と伺朗の関係性よ。まぁ、仕方ない気もしてしまうなぁ。奇子があんなに豊満でコケティッシュな女性になるとは思わんもの。だからこそ、そんな奇子と伺朗の相姦は、三島由紀夫が好きそうな、つまりは私が大好きな耽美な形だし、閉鎖的環境で無垢なまま育つ奇子という妖しい存在も琴線に触れまくるのです……。

    (何回か読んだ後改めて感想を書く予定)

  • 伺朗がおかしくなり始めたのは、天外家のせいか、奇子の魅力のせいか。土蔵が壊されることになったのが、ちょっと急展開。奇子が外の世界へ出たことで、奇子中心の物語が始まりそう。

  • -

  • 複雑なのは奇子の出生だけではないのか……?な、2巻。大人になった奇子。物語のどことどこが繋がるのか。

  • 天外家の秘密を守るために死んだことにされ、土蔵に監禁された奇子は、外の世界を知らぬまま成長を重ねる。
    活動家の江野正殺害事件を追う地元警察は、仁朗の犯行と断定して手配するが、仁朗は雲隠れしてしまう。
    やがて時が過ぎ、仁朗は桜辰会会長の祐天寺富夫として第二の人生を歩む。
    仁朗は自分のために土蔵に閉じ込められた奇子を案じ、大金を送り続けていた。

  • 奇子がセクシーすぎる。
    少し不気味だけど…



  • いがぐり頭であんなにも可愛らしかった伺朗がこんな風になってしまうなんて・・・。
    げに恐ろしきは天下の血か。
    でも天下のみなさんの、自らの欲望に忠実なところは愛すべきところです。

  • 手塚治虫氏によるあとがきには「この物語は、もっと長編の予定だった」と描かれています。
    30代、40代になった奇子を手塚氏は、どう描こうとしていたのでしょうか?
    http://life--design.com/book/2010/07/post-105.html

  • 怖いね。環境が人をかえてしまうのね

  • 複雑に絡み合った、どろどろ不幸ストーリー自体も去ることながら、

    どのキャラクターも立場、考えがはっきりしてて凄く感情移入しやすい。

    んで、そのほとんどが見事に不幸な思考で埋めつくされてるから、

    天外一族は見事に不幸の底へ向かって行くのよね。

    完全に歯車の狂った一族の行く末は

    当たり前の権威が崩壊しつつあった、戦後の精神状態を表してんじゃねぇの?

    って飽食ながら思いました。今日はエクレア食ったよ〜

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

手塚治虫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×