- Amazon.co.jp ・マンガ (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061087996
感想・レビュー・書評
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これは前から読みたかった一品。
悪を行いながらも罪悪感を感じる人間。
自分は正義だと思いながらも、結局自分の身を守ることに精一杯な人間。
愛をはきちがる人間。
いろんな不器用な人間が登場してた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★古びない★1972年の連載の漫画ながら、舞台設定が戦後間もなくということを差し引いても、いま読んでも構成も展開も生き生きしている。下山事件を下敷きに、戦後の混乱を混沌とした一族から描き出す。
子どもと比べて大人の絵が冴えなかったり、蔵の狭く暗い地下で普通に育ったりと突っ込みどころはあるが、一族の面々がそれぞれ異なる事情でおかしくなっていき、最後はやはり暗い穴倉で終わるところは映画的だ。 -
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1〜3巻 やっぱりおもしろい。戦後の昭和という時代の暗部を田舎村を舞台に炙り出すというストーリー設定が秀逸。奇子を中心として絡み合う複数の愛欲(っていうと土曜サスペンス劇場みたいだが)のドロドロさも読んでいて唸らせられる。 20040131
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圧巻なラスト、な最終巻。本当に最後のシーンは面白かった。誰もが奇子を愛していたし、疎ましくも思っていた。そして誰も罪のないものはいなかった。死んだ者が正しかったのか?それもまた違うなぁ……
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最後まで
奇しい人間模様…