あさきゆめみし―源氏物語 (1) (講談社コミックスミミ (960巻))

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 555
レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061089600

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の時に読みました。
    当時、大和和紀は流行っていて、ヨコハマ物語やはいからさんが通る、も持っていましたが、引っ越しで手放してしまい、いまはこれだけになりました。
    当時は子供だったため、あらすじは理解できても女人一人一人の心の中に想いを馳せることができませんでした。
    六条の御息所や葵の上の気持ちがピンと来ずなぜ思ったことを源氏に率直に言えないんだろう、紫の上はずっと愛妻だったのだからそれなりに幸せじゃなかろうか、浮舟も死ぬほどのことだろうか、と首を傾げてました。若かったのですね。今はもうはっきり分かります。光源氏の罪深さと彼女らがどれほど苦悩したのかを。

    年を経て読む度に新たな発見と女性の内面に気づけることができます。中学時代から手放せなかった宝物と言える漫画です。

  • 3学期に向けて再読。
    懐かしい。高校生の時にクラスで回し読みをしたな。意外と覚えていて驚いた。

  • 内容紹介(amazon)
    ──いつの御時のことでしたでしょう。帝(みかど)の寵愛(ちょうあい)を一身に受けた美しい人がおりました──。その人は愛だけに生き、その生命は絶ったのも、また愛であったと……。千年の時を超えて鮮やかによみがえる。古典の最高峰「源氏物語」を、大和和紀の華麗なタッチで贈ります。

    コミック: 207ページ
    出版社: 講談社 (1980/11)

  • 中学時代に図書館にあった完全本が私とあさきゆめみしの出会いです。
    結局読み終える前に卒業となってしまいそれ以来ずっーと読んでみたかったんです。

    展開は意外と早いんですね。
    夕顔に末摘花に紫の上をさらう場面まで。
    御息所はどうしてそこまで頑固なんだか。せめて心のうちそのままを言えばいいのに。

    とにかく最初から最後まで大和さんのタッチに感服する一冊です。

  • 徳川美術館での源氏物語絵巻展を見た時に、あさきゆめみし読んでストーリー分かっていればなんて言っていたら、実家の元姉貴の部屋に残されていました。全13巻。
    正月休みの帰省で、とりあえず、1巻から4巻まで読みました。あとは帰る度にこつこつと。
    1巻は序章的な位置づけですが、完全に昼ドラの世界ですね。源氏物語って。

  • 全13巻

  • (1)
    光源氏は片想いの人(藤壺)の面影を他の人(六条の御息所、紫の上)に重ねていく。光源氏の父(帝)も亡くなった桐壺の更衣の面影を藤壺に重ねているので遺伝ともいえなくもないが、愛する人の面影を他人に重ねる経験を持つ人は少なくないだろう。自らの経験を思い返しながら感じた。

    桐壺の更衣は、帝と愛し合い、二人の子を設けたあとに亡くなるが、死に際、「これ以上のよろこび深い一生があったでしょうか」と回想しながら息を引き取る。幸せの絶頂で死ぬのもまた幸せなのかなと思った。

    しかし女性の顔がどれもほとんど同じだし、光源氏が手を出す人が多すぎるし、親縁関係が複雑だしで、5、6巻あたりでわけがわからなくなった。関係図を書いて、さらには古語の意味も調べながらようやく話が理解でき始めた。

    (3)
    六条の御息所が斎宮の母として伊勢へ発つ直前、光源氏にこう言う、「より多く愛した者が負けなのです」と。切ない。

    そして光源氏の父(桐壺院)が亡くなる直前、光源氏を帝位につかせられなかったことを悔やみながら「人の一生などくやむことだらけなのかもしれないな」とと言い残す。真理。

    義理とはいえ弟の光源氏に妻(朧月夜)を寝取られてもなお「恋心を罰することはできまい」と言う朱雀帝。これは優しさなのか。お人好し過ぎる。

    これが原因で光源氏は自ら須磨で謹慎することにするが、無期間のことであるため、離れ離れになるのを妻の紫の上は嘆き悲しむ。漁夫になっていても京で待つ、と彼女は言うが、これは本当だろうか。財力は大切な要素である。金の切れ目が縁の切れ目とも言うし。

    自分はあまりにきれいな人は気後れするので、取り立てて美しくはないけれど女らしい花散里がタイプだな、といっては失礼か。

    (4)
    頭の中将が須磨を訪れて地元の漁師の仕事ぶりを見て「ほんとうに人の生き方に貴賤はないな。海に仕え、人に仕え。大臣も漁師も同じことだ」と言う。これは高い身分に登り詰めて初めて言えるのだろうな。

    (5)
    運命ならば受け入れていくしかない、という紫の上の姿勢が素晴らしい。

    (6)
    源氏物語は光源氏の単なる恋愛遍歴の物語だと思っていたが、叶わぬ恋の相手(藤壺)の影をいつまでも他の女性に求め続ける切ない青年の話だという理解に至った。

    光源氏は関係する女性を住まわせるための家を用意し、衣装を贈るなど豪華な暮らしをしている。これも百姓らからの税によるものだと考えると複雑だ。

    (10)
    最愛の紫の上を失って「なにを見てもなにも聞いても思いはあの人につながってゆく」と彼女を回想してしまう光源氏。人の別れは死別だけではない。最愛の人と別れた経験のある人なら心当たりのあることだろう。切ない。

    「愛する人たちにつぎつぎと先立たれるという、また人一倍つらい運命」。愛する人が亡くなるという必ず来る日が何度もあるという苦しみがあるのは多くの女性を侍らせた光源氏だからこそのことであり、それも贅沢な話。

    (12)
    大君のことをいつまでも忘られぬ薫の中将。藤壺の面影を追い続けた光源氏といい、どうしてこうも紫式部は未練がましい男の気持ちがわかるのか。

  • 昼ドラみたい

  • 高校生の頃、クラスの女子全員で回し読みしました。
    自分の順番か待ち遠しくて、やっと借りられたときは自宅に飛ぶように帰って、夢中で読みふけりました。
    大和先生ならではの繊細で美麗なイラストで再現された大和源氏、今でも不朽の名作だと思います。

  • かつてない設定のロマンス。紫式部とは何者なのか。タブーを描き続ける。これからの展開は。単なるコンプレックスの表象にならなければ良いが。大和さんも天才だ。

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著者プロフィール

1948年札幌市生まれ。66年に『どろぼう天使』で「週刊少女フレンド」よりデビュー。    77年『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞少女部門受賞。代表作に『あさきゆめみし』『N.Y.小町』『ヨコハマ物語』ほか。現在「BE・LOVE」にて『イシュタルの娘』を連載中。    2016年に画業50周年を迎えた。

「2018年 『小説 劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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