- Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061089631
感想・レビュー・書評
-
朧月夜(おびろつきよ)との交際を咎められ、須磨での流人生活を送る源氏の君は、京でまつ“紫の上”の心も知らず、“明石”で身分の低い女性と出会い子供(姫)をもうける。“紫の上”が嫉妬に渦巻く心を隠しながら、高貴な人の正妻らしい振る舞いで、純粋に頑張る姿が愛らしいと共に、彼女の強さと後ろ盾がないからへこたれるわけにいかない辛い境遇に、はかなさも感じる。最後、後ろだてのない姫の荒れたお屋敷で源氏の君が驚くシーンで女性のはかなさを表現している紫式部の読み手に伝えたかった事は、深いと思う。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。
高校受験や大学受験の際、古文のお供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。 -
絵、繊細。
でも苦手な人結構多いかもな・・あたしは全然平気だけど。
あたしが古典好きになった基でもあるかな。マミィが大好きで持ってるんだよね。
平安時代の男と女の在り方というかとても優雅です。雅です。
そして切ない。
源氏も沢山の女性も。
因みにあたしは六条御息所が好きですね。