ぐうたら愛情学

  • 講談社 (1973年4月1日発売)
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感想 : 1
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  • 本 ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061126275

感想・レビュー・書評

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  • 一言で表すなら「5ちゃんやまとめサイトで女叩きしてる男が書きそうな本」である。女性蔑視を並べ立てた挙句「ネタなんだから許してちょ」と来たりする所まんまそれ。
    今では否定されてる男女脳のオンパレード。例えば「女の論理は飛躍する・女は議論のさい関係ない過去まで持ち出す」という例で夫と妻のやり取りがあげられるがいきなり妻の「何故飲みに行ったのに連絡もくれないのか、あなたは私が可愛くないのか、過去にもこんなことがあった」というセリフを上げて論理の飛躍・関係ない過去を持ち出すが、発端である「飲みに行ったのに連絡しない夫」が何故か透明化。
    何故連絡をしなかったのか。それを誤魔化して説明しなかったり過去の台詞と整合性が取れないからこそ責められるのでは。
    一事が万事この調子。遠藤自分でもわかっているのか所々で「男にとって一方的に都合が良いといわれるだろうが〜」と書いているがそんなもんは免罪符にならない。
    作者が大正生まれなので多少は仕方ないが、これを令和に読むのはあまりに時代錯誤だった。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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