海の向こうで戦争が始まる

著者 :
  • 講談社
3.36
  • (6)
  • (2)
  • (17)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 78
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061128507

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1977年6月24日 第一刷 再読
    脳内ポイズンベリー状態。
    現代のイヤミスとは攻め所が違うが、明確な表現で確実な不快感。
    海馬の向こうで戦争が始まりそう。

  • 表現の全てがグロテスクで、最初から最後まで徹底して不快感を押しつけられる。海の向こうの稜線に霞む町は混沌に満ちた狂気じみた世界という不気味な設定にはそれなりに想像力をくすぐられるが、何年後かにまた読み返したいとは思わない一作。かつて一度読んだのをおよそ25年ぶりに読み返してそう思った。

  • 視点の切り替わりが少し分かりずらいが、瞳を通じて見える街の中で起きる出来事のさっぱりとした惨さは心を動かされる。
    破壊衝動は誰にでもある気がする

  • 人々の苛立ちを
    見事に爆発させてくれる

    世の中を破壊しようとする感じが
    とても村上龍らしく面白い

    妄想の世界と現実の世界を
    行ったり来たりする描き方は
    まるでアート作品を鑑賞してるよう

    ポエムのような
    美しいストーリーでした

  • 19.4.8

  • これだけ読んでる人を不安にさせる本は上手くかけてるんだろうと思う
    視線の移り変わりがおもしろい、フィニーたちを媒介することでどこでの出来事を話しているのかがわかる
    あとがきも面白い

  • 見たものを書く。基本に忠実といえなくもない。これがデビュー二作目とは思えない作品。後半に一気にらしさが爆発する。描写を味わうとか喰らうとかそういう感じがする。小説らしい小説だなと思う。

  • 浜辺で優雅に過ごす一組の男女。
    特に何かがあるわけでもなく。
    だけど、海の向こう側では祭りという名の惨事(戦争)が始まろうとしている。対極の風景画。


    章立ても区切りも無く、唐突にいつの間にか別の話が始まるという、まるでマジックのような文章。気を抜いて読んでいると訳が分からなくなる。

    それでも圧倒的な世界観はただすごいなと。


    2015.12.3

  • 無害な陸?側と海の向こうの島の日常、祭の混乱、戦争光景が行間も開けず交互に語られる。後半の盛り上がりは一読の価値あり。

  • 82014.245

    想像力をかきたてられる。ストーリーがあると思っちゃいけない。活字によるドラッグ体験。


    ★廃番―――――――――――――――――――――――――――

    散る日本/坂口安吾

    82015.246

    27 前のやつより面白かった。全体には非常に、この人特有な強引さ。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上龍の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×