- Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061129832
感想・レビュー・書評
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非常にシンプルな文章と絵で構成された、大人向けの絵本。
常に「自分の人生には何かが足りない」と思っている人は、これを読むと、なんらかのヒントを得られるかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この丸いゆるい主人公が、たまらなく愛らしいんだよなあ。
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アメリカ絵本です。日本語訳は「ぼくをさがしに」
作者のシルヴァスタインさんは多才な人で、作詞家や漫画家でもあるようです。
他の代表作は「おおきな木」。
自分に何かが足りないと思っている僕が、かけらを探しに旅に出ます。
オトナもじっくり読める絵本。 -
欠けているのは一体何だろう…?
足りないかけらを求めてぼくはころがりながら探しに行く。
約40年近く世界中で愛され続ける不屈の名作。
忙しない日々を送っていると、自分の居場所が分からなくなる感覚に陥ることがある。そんな時こそ手に取りたいこの作品。白黒の世界、シンプルな言葉たち、何か満たされないぼく。余白が多い分、読み手はさまざまな解釈ができます。
まず自分と向き合う時間をつくる。
自分の足らない部分を素直に認める。
そしてその不足を補おうと努力する。
それは自分を労り、自分の手で日々の生活を向上させる大切なサイクルです。
その時々の状態で感想は変わります。いつもそばに置いて、自分らしい生き方が出来ているかを見直すきっかけにしたい。 -
「何かが足りない それでぼくは楽しくない
足りないかけらを 探しに行く」
こんな言葉から始まるぼくの物語は時に歌いながら、足りないかけらを探し続けます。旅先ではいろんな出会いを体験したぼくは大小様々なかけらを加えてみるものの、しっくりしません。
やっと巡り会えたぴったりのかけらに嬉しさのあまりぼくはひたすら駆け回る、駆け回る。けれど、かけらが無かった頃と今の自分との違いにぼくは気が付いてしまいました。
シンプルな線と画面のこの本がいつまでも読み継がれる理由の一つに、読む年齢や経験値によって感じ方が変化するからだと思います。哲学的でさえある。これは絵本の魅力とも言えますね。 -
人は誰でもthe missing pieceを探している。コロコロと転がりながら。ぴったりのかけらがみつかっても、それがthe pieceじゃなければ上手くいかない。見つからないものを探している方が歌も上手く歌える。
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教訓的。足りないものを埋めるだけではダメ。自分らしさにたどりつくまで。
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この本は、バイブル。
最後の時まできっとみんな、もちろん私も、転がって探し続ける。
親友にプレゼントしたこともあります。
かくいう私はこの本を所持していません。
存在を必要とした時、本屋や図書館で読みます。
ココロのバロメーターな本です。 -
【図書館本】『色のえほん』を読んで。原作タイトル『THE MISSING PIECE』なのに何でこのタイトルになっちゃったんだろう。確かに探してるけど。思ってたより分厚くて驚き、見ていてシンプルさに驚き、そしてその単純なストーリーが深く深く突き刺さる。作者は何を伝えたかったんだろう、自分は何を受け取りたかったんだろう。
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